5月23日(日):コロナ対策の徹底ということ
今日は予定の仕事を全部はこなせなかった。
午後のことだ。昼食後、急に体の具合が悪くなった。やたらとしんどくなった。
夕方の時間を空けておいたのを幸いに、少しだけ横になる。座っているのもしんどいくらいだった。そのまま寝入ってしまう。一時間くらい寝てしまったようだ。起きても具合の悪いのはましにならず、体も重い。コロナを疑うのだけれど、相変わらず熱はない。
一時間ほどの損失がそこで生まれたわけだ。その後、ちょっと無理をして取り戻そうとする。ある程度は取り戻せたけれど、あとは明日に持ち越すことにした。
今日はサイトの方で2件アップした。引き続きブログも公開する予定だったのだけれど、こちらは持ち越すことになった。
オリンピックネタでまた賑わいを見せている。開会まで二か月に迫っているからであるようだ。政府は絶対に開催する。ごり押ししてでも開催するだろう。
一番避けたいのは、海外の招待選手に感染させてしまうことだ。その人たちが帰国して、日本株を自国で拡散させてしまうことだ。そうなると日本はどれだけの責任を追求されてしまうことか。
感染対策を徹底すると開催側は言うが、ハッキリ言って、徹底にはほど遠い。
まず、二週間の経過期間を設けるのは当然として、会場とか選手村の周辺を無人にしなければならない。選手たちのいる地域と、日本国民が生活しているエリアとの間に緩衝地帯を設けた方がよい。日本国民の感染が選手村に届かないようにしなければならないからである。では、その緩衝地帯に住む人たちはどうなるのか。開催期間中、どこか別の地域で暮らしてもらわなければならないということだ。
当然、無観客だ。実況中継のカメラは無人で遠隔操作し、上空の映像はドローンで撮影する。言うまでもなく、メディア関係者も立ち入り禁止にしないといけない。海外選手へのインタビューも禁止、もしくはリモートでやることだ。中継もすべて別場所からリモートで行う。
競技の模様はテレビで放映するが、夜8時以降は放映してはいけない。これは人が集まることを防ぐためだ。昼間だけ放映するくらいでいい。
会場や選手村で働くスタッフとかボランティアは、開催前に検査を実施するのはもちろんのこと、現地入りする前に二週間の隔離をしなければならない。絶対にその場所にウイルスを持ち込んではいけないのだ。当然ながら、一度現地入りしたら、閉会式までそこから一歩も外に出てはいけない。選手村や会場の施設で寝泊まりしなければならない。外のウイルスを持ち込みかねないからだ。
選手村や会場は完全に隔絶されていなければならない。外の世界と少しでも交流があるとウイルス拡散の可能性が生まれてしまうからである。ポーの「赤死病の仮面」の如く、外界から隔絶されていなければならない。
日本国民は、決して五輪で盛り上がってはいけない。五輪開催中に感染拡大させてはいけない。医療関係者が五輪に取られてしまっているからである。通常ならサポーターとか応援が一か所に集まって観戦したりするけれど、当然、それも禁止だ。人が集まって観戦してもいけない。だから夜間の競技放映は避けなければならない。マラソンのような屋外競技でも見に行くことは許されない。道路ではマラソン選手が走っていても、沿道の人たちは何事もないかのように通り過ぎなければならない。立ち止まって見てはいけないのだ。そこに飛沫でも残そうものなら選手に感染させる危険性が高まるからである。
国民がしなければならないのは、五輪開催中、五輪なんて開催されていないかの如くに生活することである。少しでも五輪に意識を奪われては感染対策徹底が失敗するのである。
僕の考えでは、上記でも感染対策が手ぬるいくらいだ。一人でも日本で感染した人を帰してはいけないのだ。日本で感染することがないようにしなければならないのだ。
台湾はそれが起きている。台湾はコロナ感染優等生の国だ。それが一人のパイロットが持ち帰ったウイルスのために感染拡大しているのだそうだ。
日本から帰った人たちが感染を広げてしまうようではいけないのだ。一人でもそういう人が現れてはいけないのである。本当に徹底なんてできるのだろうか。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)