5月13日:他人ばかり見て

5月13日(月):他人ばかり見て 

 

 ブログを書いておこう。日々生きていることの記憶として日々の生を記録しておきたい。本当なら毎日書き残したいのだけれど、現実には難しい。ブログに割く時間が惜しいからなんだけど、それでもできる時はやっておこう。 

 

 深夜勤務明け。今日はセブンだ。連休後は客足が減るものだけれど、今年は特にひどいかもしれない。ローソンの方でもそうだし、スーパーに勤めている人の話ではスーパーでもそうなんだそうだ。景気は良くないな。物価高騰も影響しているだろう。加えて、昨晩から雨だったので、深夜はほとんど客がなかった。まあ、僕としてはありがたい。 

 セブンの方はだんだんやる気が失せていく。仕事そのものではなく、同僚たちだ。どうも好きになれない。それに店の雰囲気とかルールとかにも不愉快なのがけっこうある。 

 セブンイレブンもそろそろ首位をローソンに奪われるだろうな。セブンでは「1.5倍」ものを売り出している。おにぎり2個パックなのが3個入りになっていたりする。これって、少し前にローソンがやってたことだ。セブンもローソンの後を追うようになったな。他にもそういうのがあった。おにぎり2個買うとお茶が貰えるというのもそうだった。ローソンの方はおにぎりの購入額が350円でお茶が1本貰えるというものだったが、基本的には同じキャンペーンだ。 

 こういうキャンペーンもローソンの方はめちゃくちゃ熱を入れる。熱心にやるわけだ。セブンの方はどうも淡々としている。キャンペーンとかイベント事の盛り上がりはローソンの方が上だと思う。働く方はしんどくなるけど、楽しいと思えることもある。 

 まあ、そんなことはどうでもいいか。今朝のセブンの勤務では、ヒマなのをいいことに、セブンをいつ辞めようかと考えながら作業していた。負債を少し減らしてからにしようと決める。なんとか夏ごろには辞めたい 

 セブンの客で水商売の女性が来た。丈の短いスカートを履いているので困ったものだ。最初の入店では買い物をして、次の入店ではゴミを捨てた。ゴミ箱のチェックをしようと思ってゴミ箱のところへ行くと、ちょうどその女性がごみを捨ててるところだった。ミニスカートで上体を屈めて、お尻を突き出したような恰好してて、ホント、目のやり場に困ってしまった。お店ではその衣装でいいんだろうけど、外に出る時はもうちょっとなんとかしてくれんかいなと思った。 

 

 セブン勤務後はそのまま高槻まで出る。7時ころに職場入りする。 

 すぐにパソコンの電源を入れる。HPの公開ができない分、原稿を書き溜めておこうと思い、すぐさま文章を打ち込む。 

 セブン勤務中にあれほど内容を考えていたのに、いざ文章にするとなると、なかなか捗らない。言葉が上手く見つからないとか、表現に迷うとか、難航しながらどうにか3ページ分は書き上げる。形さえあれば、後は加筆修正すればいいので、それで良しとする。 

 この時点で時刻は11時。昨晩から何も食べていないのでさすがに腹が減った。振り返ってみると、セブンが終わったら職場に直行し、職場入りしたらすぐに作業開始することばかり考えていて、朝食のことをすっかり忘れていた。 

 4ページ目に突入するのを控えて、何か食べに行く。メモ用紙を挟んだバインダーを持って出る。表現や言葉が思いついたらいつでも書き留めておけるように。 

 でも、食事の前に、コンビニにてタバコを買い、薬局に行って鎮痛剤を買っておく。最近、足の痛みが復活しているから予備の鎮痛剤を買っておこうと思っていた。それを果たした。 

 駅前の喫煙所で一服しながら、さて、何を食べようかなどと考える。結局サイゼリアだ。結局いつもの注文をし、結局ワインも飲んでしまう。ま、いいか。世間は真昼間だけれど、僕の生活では深夜に等しいのだから。 

 サイゼリアで僕の隣に座った男性がよく食ったな。チョリソー1、ドリア1、パスタ2だ。パスタは2つともペペロンチーノだった。種類を変えた方が楽しめるのにとも思うのだけれど、よほどペペロンチーノが好きなんだろうとも思ったりした。人のことなんでどうでもいいんだけれど。 

 ダブルペペロン(勝手に名付けている)の反対側の隣にはビジネスマンふうの人がいた。そそくさと食事を済ませて出ていった。営業か何かで外回りをしているのだろう。 

 ダブルペペロンのもう一つ向こうの席では年配の女性が一人で食事されていた。ラム肉のステーキなんていうボリュームのあるのを食していた。いやはや、元気な婦人だと思った。僕の方はそういう「重たい」メニューは敬遠している。 

 僕の斜め向かいのテーブルでは若い女性が3人、ペチャクチャお喋りしながら食事していた。話の感じからすると、いわゆる「ママ友」というやつだ。ママ友で集まってランチに行ったという話をクライアントから窺うこともあるのだけれど、ああいう感じなのかなと思ったりもした。 

 僕の注文を取りにきた男性店員はきっと新人さんだな。動作がぎこちない。それで腹を立てるとかいうことはないんだけど、初々しい感じがなんかいいなあと思った。 

 

 今日は他人ばかり見てる気がする。それも良しだ。自分自身に拘泥しすぎない方策の一つは人間観察である。あくまでも僕の場合はということだけど。目を他人に向けて、自分自身から目を逸らすわけだ。いろんな人がいるものだと思えると、少しばかり自己チューから解放される感覚が生まれる。 

 サイゼリアを出て、「庶民」を覗いてみる。最近高槻にできた立ち飲み屋だ。月曜日は定休日なのか。開いてたら少しばかり寄ってみようとも思っていたけれど、まあ、いいや。この「庶民」は長くは続かないかもしれないと僕は予想している。あの値段で、あの定員数では採算が取れないだろうと思う。価格を安くするなら、もっと客が収容できるようにしなければならないだろう。立ち飲みのカウンターで個人スペースを確保してあるのは、客としてはいいんだろうけれど、その分、売り上げが落ちるだろう。立ち飲みなんて客をギューギュー詰めにしないと儲からないだろうに。 

 

 職場に戻り、少し横になる。そのまま眠ってしまった。寝た記憶がない。気が付いたら目覚めたという感じだ。4時間くらい寝てしまったようだ。徹夜したのだから眠いのは確かだけれど、ちょっと寝すぎたか。まあ、それも良しとしておこう。 

 原稿の続きは書かず、代わりにこのブログを書いている。HP制作会社に連絡するのを忘れていた。明日は連絡して、サイトの更新ができるようにしよう。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー 

 

 

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