5月13日:人を選ぶ 

5月13日人を選ぶ 

 

 あまり気乗りはしないけれど、少しばかり時間が空いたので、ブログでも書こう。 

 今朝はとても具合が悪かった。夜勤明けだったけれど、疲労感が尋常ではなかった。今日もこれから夜勤を控えている。今日は仮眠すら採っていない。体の節々が痛い。最悪のコンディションで仕事をしなければならないのだと思うと、今から気分が落ち込むようだ。 

 副業のアルバイトにも嫌気がさしている。以前ほど集中できないし、一生懸命になれない自分がある。魅力が失せてしまったのだ。嫌気がさしているけれど、働かなくてはならないというのは辛いものだ。嫌でも仕事に穴を開けるのは避けたいとは思う。 

 本業の方は相変わらずだ。忙しい日は忙しいし、暇な日は暇という感じだ。今日、新規の予約が一件入った。会ってみたいと思う。 

 一方、先日は一件断った。好きになれそうにない人とは、初めから会わないようにしようと決めた。今までは来る者は拒まずの姿勢だったけれど、結局、僕を恨む人を排出してしまうだけだと思うようになった。 

 その人を断ったのは、恐らく、その人はカウンセリングのような作業には耐えられないだろうと思ったからだ。目先のことに従事して、どこか自分だけ助かろうという気持ちが感じられた。つまり責任回避をしているという感じである。彼が長期的に取り組むだけの意気込みがあれば受け持っても良かったのだが、どうもそういう感じでもなさそうだ。 

 まあ、人のことはともかく、これからはクライアントを選ぼうと思っている。向こうがカウンセラーを選ぶことができるのと同じように、僕もクライアントを選ぼうと思う。僕が好きになれそうな人とだけやっていこうと思う。 

 僕のことを冷たい人間だと思う人も出てくるかもしれないな。でも、すべての人を援助できると信じているほど、僕は自己愛に溺れてはいないつもりだ。 

 すべてのクライアントはこのカウンセラーから得たいと思うものを有している。僕にそれが提供できそうもないと思えば、僕はそれを正直に伝えようと思う。とても無理なものを要求されたら、それは無理だと明言する方がよほど相手に対しても正直だと思う。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー 

 

 

 

 

 

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