5月10日(土):闘病記―2
今日は臨時休業して、一日、家で体を休ませる。
酒は木曜日の晩に飲んだのを最後にしようと思う。昨日は飲まなかったから、今日は二日目だ。それといくつか食事の制限も課そうと決めた。
痛風発作(僕の用語ではツー)は続いているが、昨晩がピークだったように思う。今日は昨日よりましだ。また、左足の骨折跡の疼きも今日はなくなっている。体の方は、すごく重たい。これは体重が多いとかいう意味ではなくて、内臓が重たい感じなのだ。
今日は食事は消化の良いものを軽めに食べる。食べた気がしないけれど、それほど飢餓感もないので耐えられる。
夕方、少しだけ外を歩いてみる。昨日よりかはふつうに歩くことができているけれど、まだ右足を庇いながら歩いている。
ところで、持病というものは、それが悪化する時と小康状態を保っている時期とがある。以前は一年に一回から二回くらいツーが出ていたけれど、今回は割と長くもった方だ。二年くらいツーが出なかった。それだけ注意していたのだ。
昨夜はツーが痛くてあまり眠れなかった。夕方、帰宅してすぐに睡魔に襲われる。横になると、そのまま寝入ってしまった。構わない。休もう。
起きて、サイトの原稿を一本書き上げる。再び睡魔に襲われる。と言うか、ずっと眠たいのだ。どうもこれは昨夜の寝不足だけではなく、痛み止めの薬も関係しているようだ。これを書き上げると布団にもぐりこむつもりでいる。
今日一日、頻繁にトイレに入るが、思うほど尿は出ない。とにかく体の中から出していかないといけないと思うのだけど、思うようには体が動いてくれないのがすごくもどかしい。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
こうしてみると、あまり健康的に生きていないという気がする。確かに、健康というのは幻想に過ぎないし、せいぜい理想としての意味しかないものである。そんな考えをしているから健康的になれないのかもしれないな。
(平成29年1月)