4月6日(月):書籍の件
しばらくブログからも遠ざかっていたので、久しぶりに書いて、私が健在であるということも世間様にアピールしておかないといけないな。
今はサイトの改定作業に追われることが多い。夏と秋の検定試験のための勉強も徐々にしている。もちろん、それほど忙しくはないけれど、日々の面接もこなしている。
4月の最初に体調を崩すという出来事があったけど、概ね健康に過ごしている方かな。
DVに関しての本を出さないかという誘いが出版社さんから来た。条件が良ければ、是非とも出版したいと思う。ちなみに、僕の条件というのは次の一点だけだ。僕からはびた一文払わんということだけだ。
なんで著者が本の製作費の一部を負担しないといけないのか、僕はその道理が分からない。一応、本が売れれば、一割は僕の懐に、もう一割は出版社の収益になるわけだから、僕から製作費を負担させるのではなく、僕の書いた本を売るという方をもっと推進すればいいだけのことじゃないかと思うのだが。
今朝、僕の方から電話してみた。案の定、僕の負担額がある。それだけでこの話はお流れだ。水曜日にもう一度出版社の人と会うのだけれど、僕の意は決まっている。
それでも、僕は書く。初めから書く。ああいう出版社の人というのは、僕のサイトを見て、それを本にまとめようという発想をされているから困ったものだ。サイトの文章は無料で読んでもらっても構わないのだ。それを本にしたところで誰が得をするというのか。
読者もお金を出して買うのだから、僕はしっかりしたものを書きたいと思う。サイトで掲載しているようなものではなく、もっとしっかりした内容を書きたいと、そう思うのだ。
でも、出版社さんの事情も分かる。今の僕の立場は、ちょうど、「僕たちお笑い芸人です。でも、ネタはこれから作ります。面白いネタをやりますので、テレビに出してください」とお願いしているようなものだ。無茶な要求を出しているのだ。
だから、本を書いていないといけないのだ。その原稿を読んでもらって、これは是非ともうちで出版させてくださいと、向こうから頭を下げてくるようでなければダメだ。そういう本でないと、読まれる価値がない。
3月の末当たりから、また酒を呑むようになった。よくないことだ。サイトのこともやり、検定の勉強や普段の勉強もし、仕事もし、事務や職場環境の刷新もし、そしてさらに一冊の本を書き上げないといけない。それこそ不眠不休でやるくらいの覚悟が要る。
だから、面倒くさい交際も一切断ちたい。煩わしい人間関係から解放されたかと思っていたところ、ある人と会って、一日だけ付き合わないといけない。まあ、酒を呑みに行くというだけの付き合いなのだが、去年から約束していて、僕の方がすっかり忘れていたのだ。日時は決まっている。あとは、当日、いかにして速やかに、僕がスーッと姿を消すかである。
一つの作業、仕事に取り掛かって、それが終わらないうちに二つ目の作業が降りかかってきて、先の二つがまだ終わらないうちに三つ目がやってくる。そうして、次から次にこなさないといけない作業が積み重なっていく。いつか終わりが来るのだろうか。一生それを続けないといけないっていうような、そんな気もしている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(追記)
現在とあまり違わない状況だ。ただ出版の話だけは現実のものになったけど。検定試験等は、当時もそうだったように、今年は先送りしなくてはならなくなった。そこは同じだ。この年はやたらと忙しくなったのを覚えている。ブログが滞りがちになるのももっともである。
(平成29年6月)