4月16日(日):マカロニウエスタン観る
最近、日曜日の午前は家のことをする。新規のクライアントの予約が入った場合のみ、朝から出勤するけど、そうでない限り、少しは家のことを手伝おうと思っている。
出勤前に、例によって例のごとく、マカロニウエスタンDVDコレクションを購入する。身近で購入できる書店が地元の一軒だけとなった。この間の木曜日に出た新刊があればいいがと思い、行ってみると、良かった、ちゃんとあった。
昼から夜まで仕事なり作業をして、夜はまっすぐ帰宅する。
書籍のことを考えていた。テーマを当初のものから変更しようと思う。それで、構成を今は練っている。書くことは決まっている。あとは順番である。これがけっこう大事だ。何を言うか、何をどう言うか、何をどういう順番で言うか、すべてが大事だけど、一番最後のが一番大事かもしれない。
卓上に置きっぱなしになっていた『宗教的経験の諸相』(ウイリアム・ジェームス)を何気なく手に取る。アカン、面白すぎて止まらなくなった。第1講から第3講までを一気に読む。この本、以前、ザーッと流して読んだ。その時もなかなかいいなと思った。もう少し丁寧に読みたくなった。
帰宅して、早速DVDを観る。今号は「キラー・キッド」と「行け、野郎、撃て」のニ作品だ。二本、立て続けに鑑賞する。今回のはニ作品ともまあまあ良い感じだ。
「キラー・キッド」はアンソニー・ステファン主演で、指名手配の脱獄囚の殺し屋でありながら、メキシコ革命軍に入り込んでスパイ活動するという役どころだ。革命軍側の兵士にフェルナンド・サンチョが扮しているけど、この人はいいね。ヒロイン役はルイーザ・バラットで、「殺して祈れ」では特に思わなかったけど、「荒野のお尋ね者」で見たときは、この人はこんなに美人だったかいなと思った。今回も期待して観たけど、彼女は「荒野のお尋ね者」の方がよかったな。
もう一本、「行け、野郎、撃て」の方は、ファビオ・テスティ主演だ。端正な顔立ちの彼は「荒野の処刑」のような洒落者が似合っているという気がする。ひげ面の脱獄囚にしては、顔がきれい過ぎる。一方、悪役のエドゥアルド・ファヤルドは、他にいくつもの作品に出ているけど、この作品が一番いい顔をしているな。紳士的な役の多いフランシスコ・サンズが珍しく酔狂なキャラを演じているのも見所だった。
しかし、こんなん書いても誰もわからんだろうな。このDVDコレクションのおかげで、あの時代のヨーロッパの俳優さんに詳しくなってきた。次回の予告を見ても、出演者に知っている名前を見出すことが多くなった。不思議なことに、それが楽しみになっている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)