3月9日(木):音楽を聴く、他
今日は一日かけて細かな雑用を済ませておこうと計画していた。作業の数こそ多かったけれど、一つ一つのことはそれほど時間がかからないので、思っていたよりも早く終えることができた。こういう小さな作業はよく忘却されてしまい、しかも忙しい時に限ってそれを思い出したりするので、思い出した時にやるっていうのがどうも僕にはできない。思い出した時にメモをとっておき、そのメモの項目が溜まってきたら、一気にそれをこなす。ずぼらなやり方だとは思うけど、僕の場合その方が性に合っているようだ。
面接の方は、すごく忙しいというほどではないが、それなりに日々の仕事はある。それに、今は書籍のことで手一杯だ。サイトの方は相変わらず滞ったままだ。
このブログも思い出したように書いている。と言うより、予定よりも手際よく作業が終了したので、これに割く時間が少しできたというだけのことだが。
今日のクライアントと面接していて、僕はますます確信する。多くの人は「症状・問題」がなくなればそれで良しと考えるようだけど、これはまったくの間違いだ。「私の抱える問題」がどうにかなったとしても、それは何の益ももたらさない。「その問題を抱える私」こそが改善されなければならないのだ。問題や症状なんて、はっきり言って、どうでもいいことなのだ。それらは二次的にしか意味をなさない。
症状にもはや悩まされなくなっても、なおも「症状を抱えてきた私」に悩み続ける人が多い。そして、その感覚は、「症状」を抱えていた頃と同一の自分を経験し続けることになるのだ。それこそ改善されなければならない部分である。
何かをする時、一人の時だけど、音楽を聴くようにしている。あまり音楽の話はしないけど、これからはそういうことも綴っていこう。その時々で僕の思ったこと、感じたことを書いていこうと思う。
今日は、なぜかヴァン・ヘイレンの『暗黒の掟』(Women and Children First)をチョイスし、これもなぜか3回も聴いてしまった。1980年発表のサードアルバムだ。ヴァン・ヘイレンは他にもアルバムを持っているけど、僕はこのアルバムが一番好きだ。デビュー盤や『1984』なんかよりもだんぜんいい。とにかくノリがあって、元気がいい。
知らないという人や興味のない人にとっては、つまらない話になるだろうけど、趣味の話ってそんなものだと、自分に言い聞かせつつ、今後もこういう話をしていこう。
ちなみに、このアルバムで僕が一番好きな曲は、2曲目の「Everybody Wants Some」だ。イントロからがらりと曲調が変わるところもいいし、ギターのリフがブリリアントに雰囲気を変えていく感じがいい。3連音で重ねていくギターソロもいい。
短いインストの「Tora! Tora!」も、ギターリフが一時期のブラック・サバスっぽくっていい。「Take Your Whisky Home」とか「Could This Be Magic?」なんかは、ホント、エディはギターが上手いなと思ってしまうし、こういう演奏もできるんだと見直してしまう。
その他の曲でも、演奏の上手さを感じさせるのだけど、僕が思うに、このアルバムでは、前述の「Could This Be~」なんかは別としても、ギターの重ね録りがあまりなされていないように思う。だから、ライブ感覚がある。そこも魅力の一つだ。
このブログでも、こういうことをしてみたいとか、いろいろアイデアはある(ただし、読み手が面白いと感じるかどうかは別問題だけど)が、どれもこれも中途半端だ。そういう自分が不甲斐なく思われてくる。
今日はもう本の執筆にも辟易している。ここしばらくは、ブログやサイトのことをやろうかとも考えている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)