3月31日(日):今月も終わりに
今日は世間一般で言うところの年度末。明日から新生活を始めるという人も多いのだろうな。僕の方は相変わらずの毎日だ。
日中のカウンセリング関係の仕事はほどほどにやって、夜はバイトばかりしている。今日で40連夜勤だ。2月20日以後、一日も欠かさず夜勤をやっている。次の一週間も休み無しだ。60日連勤くらいはやってやろうと思っている。
カウンセリングの方でも、僕の全盛時代には5か月休み無しで働いたこともある。150日連勤といったところだ。それに比べたら40連夜勤なんてまだまだ序の口だ。まだやれる。
とは言え、年のせいか、とかく疲れる。以前ほどの体力も失われたように感じられている。仕事をしてもすぐ疲れるし、小休止を挟みたくなる。
セブンの方は完全にワンオペなので、自由にできる。ローソンの方は半分ワンオペで、半分は相方がいる。相方がいると気を使い、なかなか一服するわけにもいかない。それでも相方がいると頑張れるところもある。相方の負担になってはいけないなどと思うからだろうか。いや、それ以前に、相方がみなさんいい人ばかりだからである。だから頑張ろうなどという気持になるのだろう。
昨晩の相方はNさんだった。この人は愛想もよく、仕事もできる人だ。僕も安心しきっているのだけれど、昨晩は珍しく小さなミスを連発してはったな。僕は別に気にならない。人間、そういう時もあるってものだ。
余計な話だけれど、昨夜は外国の人が二人来られたな。外人が来ると緊張する。彼らの話しているのを聴いていると英語圏の人ではなさそうだ。フランスかどこかヨーロッパの人だろう。日本語が伝わるのかどうか、それが一番の気がかりとなる。
でも、彼らは妙に礼儀正しかった。日本文化を勉強してきたんじゃないかと思う。二人がそれぞれ商品をレジカウンターに置く。日本語なら「お会計はご一緒ですか」と訪ねるところだが、それを何と言ったらいいのかわからない。すると、彼らの方から「All together」と言った。なるほど、英語でそう言えばいいのか。さらに「レジ袋は必要か」ということを訊かないといけないんだけれど、これも彼らの方から「No bag」と言う。なるほど、レジ袋はバッグでいいのか。勉強になった。
勉強といえば、日々、程度の差こそあれ、少しは勉強もしている。最近は月単位でテーマを決めている。今月はこのテーマを勉強するとか、この学者さんを中心に勉強するとか、そういうことをやってる。4月は「性」に関して、特にその倒錯について勉強しようと思っている。僕の蔵書の中から関連する本や論文をピックアップして読む。すでに数日前からこのテーマで読み始めている。
月単位でやってるが、これを2週間にしてもいいなと思い始めている。そのテーマで2週間勉強して、次のテーマに移る。以後、必要なら、またそのテーマに戻ったらいい。そうして興味の対象を短期間で変えた方が新鮮味が生まれていいかもしれないと思い始めているわけだ。
まあ、好きで勉強しているだけのものだ。それが人の役に立つならいいんだけれど、誰の役に立たたなかったとしても良しだ。そのテーマ、その分野について何かを知っているということが大切だと僕は思うからだ。ぼちぼちとやっていこう。
さて、3月も今日でお終い。なかなかキツイことも多かったけれど、とにかく今月もなんとか生きた。明日4月から気持も新たに生きよう。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)