3月31日:「父と現場に向かう夢」

3月31日(月):「父と現場に向かう夢」

 そう言えば、夢も見たのだった。この夢は残しておきたいと思う夢だった。確か、土曜日に見たのじゃなかったかな。こんな夢だ。

「父と現場に向かう夢」
(夢)「僕は仕事仲間と一緒に待合所みたいな一室にいる。僕は数人の同僚と談笑している。何人かが先に現場に行くと言って出発した。僕たちは少し遅れて出発ということになった。途中まで友人の自動車で送ってもらう。前方に父がいるのが見えた。僕はそこで車を降りた。父のところへ行くと、ここから先は道が細くて車では行けない、だから自転車を用意したと父が言う。それなら僕が運転するから道順を教えてと父に言い、父を後ろに乗せて自転車をこぎ始める。最初はふらついたけれど、じきに安定して走れるようになった。後ろから、父が次は右とか、そのまま真っ直ぐとか指示を出している」

 いろいろ考えることのできる夢だけれど、詳述は控えよう。ただ、僕が感じるのは、父との関係のあり方の違いということだ。以前の夢には見られなかった関係性が見られる。もちろん、ここで言う父とは、現実の父だけでなく、夢に登場する父、僕の内面的な父親のことでもある。何かが以前とは違っているなという、嬉しい感覚を覚えてその日は始まった。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

(付記)
 夢の中にはさまざまな人物が現れる。夢見手とそれらの人々との関係に注目するようにしている。協調的か反抗的か、友好的か敵対的か、など、誰とどのような関係を築いているかを見ると、僕の中のどういうものが協働していて、どういうものが僕に抵抗しているかを推測することができる。
(平成28年12月)

 

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