3月29日:電話に関する決断 

3月29日(水):電話に関する決断 

 

 今日は在宅だ。夕方から工場のバイトに行くが、それまでは家にいて、家のことをする。カウンセリングの方はヒマだけれど、僕自身はヒマになることはない。 

 

 家から職場に電話をかける。留守番電話が吹き込まれていないのかの確認だ。ところがつながらない。 

 どうもどこかで電話料金の未払いが発生したようだ。たまにそういうことがある。 

 電話料金は、電話をよく使った月とそうでない月とで支払いが異なる。あまり使用していないと翌月分と合算になる。たいていは合算になる。二か月に一度の支払いだ。だから偶数月とか奇数月などと覚えていたものだ。 

 ところが、よく使用した月はその月の支払いとなる。ここで偶数月から奇数月に変わったりする。そこで間違えるのだ。今、僕の中では偶数月の支払いだという感覚があった。どうやら僕の間違いらしい。 

 

 固定電話は解約してもいいなと最近は思い始めている。固定電話と携帯電話と両方あるというのは、便利であるよりも、効率の悪さが目立ってしまう。 

 固定電話の方は、空間に縛られる。そこが難点だ。初期の頃は絶対に電話を取り損ねないぞ、などと考え、朝に入室すると、夜に退室するまで一歩も外に出ないなんてことをしていたものだ。だからトイレにも行かない。タバコも外で吸わない。 

 今はとてもそんなしんどいこともできない。それにバイトなんかもしているので、不在時間が多くなっている。買い物なんかも、仕事が終わって、夜にできていたのに、夜にバイトするので昼間に買いに出ることが多い。その間、職場は不在になる。 

 トイレもガマンしてはいけないと医師から忠告されているので、催したらすぐにトイレに行く。こまめに不在になる。 

 

 一方、携帯電話はというと、ほとんど使用していない。これもまた勿体ない話である。 

 朝、カバンなり、上着のポケットなりに突っ込むと、そのまま一日が終わるなんてこともざらにある。その間、一度も携帯に触らない。 

 もっと使わないと所持している意味がない。それに使うことがないから、ますます使い方が分からなくなる。最近まで、電話が鳴ったらどうやって出たらいいのか知らなかったくらいである。 

 

 固定電話はなくそうと思い始めている。個人でやってる仕事なんだから携帯電話だけでやっても構わない。それに、携帯電話にかけてもらうと、外出先でも電話を取ることができる。予定表と携帯電話を常にセットで持ち歩くようにすればなんとかなるのではないかという気もしている。それに、携帯電話の番号があれば、メールの送受信も可能になるのだから、電話のメールに要件を入れておいてくれても構わないわけだ。 

 固定電話がなくなると、デスクにスペースが生まれる。それに煩わしいFAXにも困ることがなくなる。そういうところもメリットである。それに、問い合わせとかいっても、そんなに頻繁に電話がかかることはない。 

 固定電話を解約して困ることは、窓に電話番号を貼ってあることだ。あれを剝がさないといけなくなる。どうやって剥がせばいいのだろう。かなり強力に貼り付けてある感じだ。こういう時に現代人はネットで検索したりするのだろう。僕も多少はそういうことをしなくては時代についていけなくなる。 

 固定電話を捨てて、携帯電話一本でやっていくか、今日中に決断しよう。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

 

 

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