3月25日:高槻の夜

3月25日(日):高槻の夜

 今日は午後からのクライアントがキャンセルになっていたので、空き時間が生じた。その他の空き時間も含めて、面接以外、今日は勉強ばかりして過ごした。バリバリ学びたい。

 しばらく前から精神的に参っていて、この前の月曜日、つまり、3月19日に限界を感じた。落ち込んだのだ。その夜は飲みに行って憂さ晴らしをしようとしたのだが、その経緯はこのブログでも書いた。あの日を最後に、今日まで、飲み屋に足を踏み入れていない。

 その後、もう一つのトラブルも生じた。このトラブルは半分は自業自得のものであるが、時期的にもう少し後に生じて欲しかったという気持ちもあった。落ち込んで、参っている時に、追い討ちをかけられたかのような経験だった。

 木曜日に、何か吹っ切れた感じが生まれた。ある意味では自棄になり、ある意味では闘志に燃えている。続く、金曜日と土曜日、それに今日も含めて、やたらと勉強した。もっと偉くなりたいと思うからだ。

 今晩、たまたま飲み屋の人と出会った。入院していた人で、退院したら彼の好きな餃子をおごると約束していた人だ。何度かその約束を果たす機会もあったのだけど、彼のほうで食事制限とかもあって、実現しなかった。

 未遂行の約束事というのは、後々まで気になるものだ。できるだけ早く果たしておきたい。そういう思いもあって、誘ってみたところ、やっと、今日になってあの約束を実現させた。彼が退院して10ヵ月後のことである。これで一つ荷が降ろせた。

 その後、飲みに行く。いつもの店だ。そこで僕は言っておく。しばらく忙しくて来れそうにないからと。定期的に顔を出していた客が急に来なくなると、それも親しい客の場合だと、店の人は心配するものである。余計な心配はさせないようにしたい。

 他にも二軒ほどそれを伝えておきたい店があるけど、もう、それは無理っぽい。一日も早く、夜の高槻から去りたい。現に、火曜日から昨日までの5日は、どこにも寄らずに帰宅している。それを続けたい。

 帰宅して、自分に課せられていることをやっていきたい。トラブル処理、書籍、動画広告、サイトのSEO作業、そしてランディングページと、これを三ヶ月で終わらせたい。つまり、4月から6月の間に終わらせたい。そして、8月には検定試験を受けたい。この検定試験の勉強はすでに始めている。

 そうして、過去からのものを終わらせて、次のことを始めていきたい。中途作業を終わらせていきたいのだ。自分自身を前に進めていって、自分を形成していきたいのだ。

 次から次へと、新しい課題が自分に課せられ、新しい仕事や予定が入ってくる。こなしていかなければと思う。前に進んでいかなくてはと思う。それには時間が全然足りない。いくらあっても足りないくらいだ。

 体力や気力の問題もある。若い頃のような熱中はもうできそうもない。疲労感に襲われることも、年齢を重ねるにつれて増えてきた。条件はますます悪くなっていくのに、自分に課せられるものは増え続ける。あんまり人生の無駄はできない。

 夜の高槻にもお世話になった。異業種の方々との付き合いがここで生まれた。それはそれで得るところも多かったし、いろんな経験をさせてもらった。悪いことばかりでなかったことは確かだ。しかし、僕は少なくともしばらくの間は、そこから去ることに決めている。当分の間、さようなら、高槻の夜。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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