3月25日(月):エキテンって何?~口コミ反対論
今日は午前と夕方の予定が飛んだので時間がある。こういう時にブログを書いておこう。この2,3日は少しばかりバタバタしたこともあって、ブログも疎かになっている。その反省を兼ねて、今日は早目に書いておこう。
「エキテン」という口コミサイトを運営している所から電話があった。なぜか僕の所が登録されているらしい。一体、だれがいつの間にそういうことをしているのか不明である。
僕は僕なりに忙しいのでそんなものに構っているヒマはないので、そんなものは放っておくのだけど、僕はそんな口コミサイトとは無関係であることをここで断言しておく。
そもそもエキテンなんてのもさっき初めて知ったくらいである。
とにかく、インターネットを立ち上げて、エキテンなるものを検索してみた。最初に開いたのが「無料登録」のページだった。登録は無料なのだ。しかし、見てみると、登録する際にはメールアドレスだとかなんだとかが必要であるらしいし、なんか審査のようなものもあるらしい。僕の知らんところで、どこぞの誰かが僕になりすまして、そういうことをしたのだろうか。ハッキリ言って不気味である。
削除の依頼をしておけばよかった。一回、何が登録されているのか見てからにしようと思ったのが間違いだった。その場で、そんなもの削除してくれと、登録を取り消してくれと電話で伝えればよかった。
この電話は確認専門で、それ以外のやりとりはすべてメールでやると来たものだ。困ったぞ、メールなんか使ったことがない。いや、使ったことはあるんだけど、詳しい人が傍にいてくれた時だけだ。独りの時には、あんなものよう使えん。
まあ、ええわ。そんなもの放置しておく。誰が口コミなんかするだろうか。それに、一応、僕の口コミページをブックマークに登録しておいたので、時々、確認してみよう。そして、虚偽の内容があれば、あれは虚偽のものであると、このサイトで告発していこう。
口コミっていうのは、とかく厄介な代物である。まず、口コミをする人間が本当に物事が見えている人間であるかどうかが問題である。認識の次元が高い人間かどうかが問題である。本質の部分がきちんと分かるかどうかということも問題である。ともかく、口コミっていうのは「良薬は口に苦し」が通用しない世界である。苦い薬を出されたというだけで、批判されるような場所である。僕はそう思う。僕も厳しいことを言う人間である。意味もなく厳しくしいことを言っているわけではないのだけど、口コミではそこは絶対に伝わらないと思う。いい迷惑だ。口コミサイトも、そこに勝手に登録する人間も、そこに口コミをする人間も。
ちなみに僕は物事が見えている人間であるとは思わないし、本質の部分がきちんと分かる人間であるとは思わない。何も分からないから考えるしかないのだ。学ぶしかないのだ。だから他所を口コミできる資格は自分にはないのである。もっとも、僕はそういう口コミ的なことはしないんだけど。
もし、僕のクライアントが僕のことを口コミしたら、いい評価であれ悪い評価であれ、僕はそれをその人の「症状」と評価する。「自我漏洩」を疑う。そして、口コミに過剰に左右される人はさらに深刻である。加えて、僕になりすまして僕のところを登録した人はさらに深刻な病理を抱えているものと僕は評価している。もっとも、その意図を知らない限り、評価はできないものではあるが。
まあ、ええわ。これ以上記述するのも面倒に思えてきた。口コミ反対論を展開しようと思っていたけれど、どうでもよくなってきた。結論は僕にも分からない。口コミサイトで共有されるのは何らかの現実か、それとも個人の幻想か、と僕は疑問に思うのだけれど、もうそういう話をする気力もない。
(寺戸順司:高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)