3月21日(木):すべて自分に
ブログを書いてこう。
深夜勤務明け。帰宅後、少しだけ仮眠をとり、サイト作業を続ける。
このサイト作業はHP第3版の復旧の途中だ。一日5ページ(つまり5テーマ分)を公開することをノルマにしている。今日公開する予定の原稿を開いて、読み直し、誤字脱字なども修正して、それから公開作業に入る。各ページを公開して、INDEXページを整えたら終了だ。順調にいけば一時間程度で終わる。順調に行かない場合というのは、誤作動が起きたりすることである。訳の分からんことがこのソフトには起きる。とんでもない不良品を業者からつかまされた、と今でも憤慨している。
今日は、途中の中断を挟んだものの、一応予定のものはこなしたし、それなりに順調に進んだ。次の作業の準備もこなしておく。
サイト復旧作業を再開を予定したのは3月11日からだった。必ずしも予定通りとはいかなかったが、最近は割と予定通りに運んでいる。この3月11日から再開しようというのは、取り立てて意味はない。ただ、その数日前から仕事を開始するというテーマの夢を頻繁に見るようになっていた。そろそろ再開の潮時だなと思っていた。それで週明けの月曜日からにしようということで、それがたまたま3月11日であったということに過ぎない。
仕事開始の夢は、以前やっていた仕事であったり、現在のカウンセリングであったり、まったく現実には経験のないものであったりした。シチュエーションはさまざまであるけれど、これから開始するところという点で共通していた。心は先に再開していたように思う。心は常に現実よりも先に進んでいて、僕たちはそれを夢で見るものだと僕は思う。
話の順序が逆になったが、深夜勤務の方はやたらとしんどかった。とても寒く、雪が吹雪いていた。ちらつく雪を見て、雪を見るのも今シーズン最後になるだろうと思った。だんだん暖かくなるとのことだったから。
客はダラダラと流れてくる。こんなに寒いのだから家で大人しく寝ていればいいものを、なんでまた深夜に買い物に来るのかね。それほど急ぎの入り用があるものかね。
今日は揉める客はなかった。たまにある。先日もあったし、ローソンの方でもあった。不思議と淡々と相手している自分がいる。客が怒っていようと、こっちは平然としている。そして、いつ辞めてもいいと思っているためか、相手の機嫌を取ろうなどという気持はさらさらなくなっている。
クレームだのなんだのを言ってくるのはたいてい年寄りだ。若い人はあまりそういう絡み方をしてこないように思う。そして、一部の年寄りは酒呑みだ。この種のクレームのつけかたは僕は呑み屋でさんざん目にしてきたものだった。なので「ああ、またか」とか「ああ、このパターンね」みたいな気持が先に生まれる。感情的に巻き込まれることはほとんどなくなった。いいことなのか悪いことなのかは分からないけれど。
とは言え、その後の少しの間は多少は不愉快さが残っている。でも、すぐにどうでもよくなる。クレームつけてくる年寄りなんかどうでもよくなるわけだ。そして、自分の仕事に戻る。自分のことの方がはるかに大事だからだ。
さて、昨晩の勤務は、勤務時間中もサイトのことを考えていた。あれやこれやと計画を練っていたりする。仕事に集中せずにそういうことをしているのだから、当然、効率が悪くなる。最後はバタバタになってしまった。
いや、加えて、前の時間帯の人たちの仕事が残っていたことを発見してしまったのだ。バタバタになった一因にそれがある。いつもなら終わっているはずの仕事がそのまま残っていたのだ。その分の負担が圧し掛かってきたので、急いで作業せざるを得なくなったのだ。
そういうのも一瞬は腹も立つのだけれど、腹を立てても仕事の方が終わってくれるわけでもない。ワンオペでやってるとそうなるのだ。誰かが代わりにやってくれるわけでもない。やるもやらないも、全部自分に降りかかってくる。
そう言えば、一昨日、店に来るお客さんで、どういうわけか僕に親しくしてくれる男性がいて、その人は僕が責任感が強いといって賞賛してくれたのだけれど、自分ではそうは思わない。自分一人でなんでもやることに慣れているだけなのだ。仕事が残ったらあとの人に頼むということが、僕の場合、あまり不得手なのだ。
テレビはオータニのことばかりで面白くない。もっと他にニュースはないのかいな。
日本版DBSが申請されたとのこと。昨日だったかな、新聞で見かけた。これはつまり、性犯罪歴のある人は児童とかかわる仕事に就けない、または制限されるというものだ。子供を守るという観点からすれば必要なのかもしれないけれど、一方で、差別や偏見を助長するかもしれないと僕は危惧している。
一度でも性犯罪を犯したら一生その烙印が押されてしまうということになる。そこまで強いタブー性を帯びると、尚更それに引きつけられてしまう人も現れるかもしれない。そうなると却って性犯罪が増えるかもしれない。今後、どうなっていくのか見届けたい気持ちもある。
他に何か注意を引いたものはあったかな。何もなかったように思う。今日はここいらで筆を置くことにしようか。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)