3月11日:一週間のこと

3月11日(月):一週間のこと

 

 この一週間はやたらと忙しかった。普段の仕事もそうだったし、その他諸々の予定や業務がそこに割り込んできて、とかくバタバタし通しだった。今月に入ってから、ブログもまったく書けていないといった有様である。それでいてサイトの原稿の方は書き溜めていっているという何とも矛盾したようなことをしている。

 とりあえず、この一週間くらいを振り返っておこう。

 

 動画広告の打ち合わせをした。先週の水曜日だ。もう動画広告には興味もなくなっていたし、このままボツにしてもいいのだけど、一応、やることにした。ただし、業者に丸投げしたけど。

 結局、動画で何をしていいかが分からないのだ。ウチの紹介とかシステムとかの説明をしようと考えてはいたのだけれど、細かいところまで盛り込み過ぎるので、60秒の枠に収まりきらなくなるのである。どうも完全主義的になってしまうのだ。この動画を見れば完全に分かるっていうくらい完全にしようとし過ぎてしまうのだ。

 大まかな部分だけ分かってもらえたらそれでいいのかもしれない。一方で細部にこだわる人たちも多い(自我狭窄が起きているためである)ので、多少はそれに応じられるようなものにしたいなどと欲張ってしまうのだ。細部にこだわり続ける人のことは脇へ置いて作成すればいいのかもしれないけど、どうもそれもできないでいた。

 そうして、いつしか動画広告は手に負えなくなり、放置されることになってしまったのである。そういう次第であるので、もう自分で作成することを断念した。業者に丸投げして、後は我関せずの心境でやっていこう。

 

 昨日は兄が来た。年老いた両親のことで、今後のことの相談という名目で会った。実に久しぶりに会う。兄もずいぶん痩せたな。子供が、つまり僕からすると甥っ子に当たるのだけど、高校受験だ。4月からは高校生になるという。難しい年ごろに差し掛かるんだな。兄もたいへんだろう。まあ、兄の人生なのだ。僕は関係がない。

 

 驚くようなこともあった。広告会社から営業の電話があった。かつて新聞広告を出した会社だ。10数年、取引はない。それどころか、いつだったか、僕のところを顧客リストから外せと要請したこともある。縁を切りたい会社なのだ。

 今頃、また広告の提案をしてくるなんて、よほど広告の出し手がいないんだな。誰でもいいから手あたり次第に当たっているというところだろう。10数年前の客にまで声をかけるなんて相当なものだ。

 新聞広告なんて出しても意味がない。大手の新聞、朝日とか読売とか産経とか、そういう新聞に公告が出せる企業は優良な企業である。そういう新聞に公告を出そうとすると、最初に審査を通過しなければならないのだ。だから誰でも出せるってわけではないのだ。ゲンダイとかフジとか、ああいうタブロイド紙は金さえ出せば誰でも広告が出せるのだけれど、大手新聞はそういうわけにはいかないのだ。

 大手の新聞に公告を出すことで、ウチは優良なところですよということをアピールしてもいいのだけれど、審査を経た企業だけが広告を掲載できるということを一般の人がどれだけ知っているか不明である。

 しかし、そういうステータスを狙っても、新聞そのものが見られなくなっているんじゃ意味がない。お金を払って掲載しても、見る人がいないんだから。新聞なんて、もう時代遅れだ。

 

 電話はできるだけ取るようにはしているけれど、取れない時もある。この一週間、電話もそれなりに多かった。大半がそういう営業関係だ。IT系、ネット系の営業が多い。

 何事もイメージが大切である。丁寧に対応しようとこころがける。業者は僕の所に一回だけ電話したつもりでも、僕の方ではその種の電話をいくつも取っていたりする。ウンザリしてキレそうになる時もある。それでもグッとこらえて、懇切丁寧な対応をしようとしている。まるで意味のないことをしているな。

 一回、ビシッとキレてやって、あそこにはおいそれと電話しない方がいいとか、よほどの覚悟をした上でないと電話してはいけないなどと思わせた方がいいかもしれない。そんなことも考えてしまう。

 

 先週末は久しぶりに飲み友達と付き合いをした。僕はあまり飲めなかったし、割とすぐに引き上げた。でも、それなりに楽しい時間を過ごすこともできた。

 その時の飲み友達の一人は女性である。彼女はけっこう飲むのだ。それでスッカリ出来上がってしまっていて、妙にハイテンションだった。彼女にはそういうことがよくあるそうなんだけど、あまり見てはいけない姿のような気もする。

 僕は、基本的に、酔っぱらった女性を見るのはよろしくないと考えている。女性が酔っぱらったら、見て見ぬふりをして、そそくさとその場を後にするに越したことはない。

 お酒はついつい飲んでしまう。量は多くないし、時間も短時間で終了することが多い。お店で一時間ほど滞在して、その間に2杯くらい飲んで、それで終了というパターンが最近は増えている。一日の量は減ったけど、頻度が高くなった。どっちがいいとも言えないけれど、ほどほどにはしておいた方がいいな。

 

 何はともあれ、一週間を無事に過ごしている。その間にいろんなことも経験した。何事も無事が一番である。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

関連記事

PAGE TOP