2月8日(月):痛み
ものすごく足が痛い。悪くしている方の足だ。膝が曲げられない。曲げようとすると筋が切れそうになる。そして、その瞬間、強烈な痛みが走る。安静にしている分には問題はないのだけれど、動かすと痛い。できるだけ膝を曲げないようにして歩行する。
そんな感じで歩くので、時間もかかる上に、疲労感もハンパじゃない。ものすごく疲れる。昨日も痛かったけれど、今日はさらに痛い。明日はもっと悪くなるだろうか。
緊急事態宣言、本来なら今日から解除になっていたはずだった。一か月の延長が決まっている。結局、宣言は失敗だったのだ。その期間内に目標値に達成できなかったのだ。これは政府の失敗である。国民の犠牲を無料だと信じている政府の失敗である。
飲食店の中には経営に打撃を被っているところも多い。飲食店に関連する業種の人たちも同様である。それだけの痛みを被るのだから、それに応じようとする姿勢が政府には感じられないのだ。その痛みを無駄にしないようにしようという意気込みが感じられないのだ。やりました、ダメでした、延期しましょう、と、こういうことだけをやっているように見えてならない。
いっそのこと、3週間ほどロックダウンしたらいいのである。去年施行したような宣言をまたやればいいのだ。一人につき一日一万円を支給するので、21日間、仕事も休んで、家に居てくださいとやればいいのだ。一店舗につき一日六万円の協力金で時短営業を求めるよりもましなような気がする。
日本も終わりである。壊滅状態であり、末期状態だ。ワクチン接種も、諸外国ではすでに行われているのに、日本ではいまだ実現していないありさまだ。制度が違うとはいえ、ヨーロッパでは補償がしっかりしているのに、日本では出し渋るありさまである。
1990年ごろだったかな、国の負債が国民一人につき800万円とかいうのを読んだことがあり、なんで経済国なのにそんなに借金があるのか、僕は矛盾を感じたことを覚えている。この国におぎゃーと生まれてきただけで、その子は800万円の借金を背負っていることになるわけだ。身に覚えのない借金の返済を負わされることになるわけだ。この国にただ生まれてきただけで。
30年前でその金額なんだから、今はもっと借金額が増えていることだろう。政府も出し渋るわけだ。できるだけ国民に対しては出費を控えたいとでも思うのだろう。コロナ死者数が増加しても、無関係であるし、むしろその方がありがたいとでも思うのではなかろうか。
ホント、どこもかしこも痛みばかりである。
いかんいかん、痛みが激しいと考えることも意地悪くなってしまうな。少し改めよう。状況が少しでも改善するのであればまだしも、いまはまだ出口も見えないし、今後どうなることやら見通しもつかない状態である。こんな状況でも生きなければならない。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)