2月24日(木):オバハンの夢再考
昨夜からサイト用の原稿を書いて、寝たのは4時過ぎていた。正確には4時半頃だったと思う。それから3時間だけ眠ろうとしたところ、寝過ごしてしまった。4時間くらい寝たのか。それから急いで準備して出勤となる。
おっと、いけない。忘れ物だ。取りに帰らず、コンビニで買う。駅に向かう途中にあるコンビニで、交差点の角にある店だ。買い物を済ませて出る。交差点のところで信号待ちしていた車が急発進した。その車はなんとなく視野に入っていたけれど、エンジンの爆音に驚いてしまった。
よほど急いでいるのかどうか知らないが、信号が青に変わった途端に急スピードで発進したら危ないじゃないかと思った。その時、「飛ばすと危ない」という感覚が内から湧きあがるのを感じた。そうなのだ。僕も今飛ばそうとしているのだ。朝の予定が一時間遅れているので飛ばそうとしていたのだ。僕は少し落ち着くことにした。
その後、駅へ向かう途中、ふと先日の「厄介なオバハンの夢」のことを思い出した。そうだ、男女の数が不釣り合いだったけれど、あの場で女性が8人いたのだ。どうしてそこに着目できなかったのだろう。
4という数字はいい数字であるらしい。4の倍数である8とか12もいい数字なのである。16は4の4倍であるだけにもっともよい数字である。振り返ると、4時に寝て、4時間寝て、四辻で自動車(四輪)の急発進を見て、とやたらと「4」に縁があったな。
あの夢の二つ目の場面は僕を含めて複数の男女がいたのだ。それで一つの場(全体)が構成されていた。男性が2人で女性が8人だったわけだが、この数の差が問題ではないのだ。女性の方は4の倍数である8なので、バランスがいいのだ。男性の方は、僕を含めて、3人なのでバランスがよくないのだ。もう一人男性がいればより良かっただろう。女性8人に男性4人になる。
女性と男性の数の差に注目してしまいがちであるが、本当は男性がもう一人いたのではないかと考えてみることもできる。だから、本来いるべきはずの男性が一人欠けているのだ。この一人はどこに行ったのか。本当ならその場に居て欲しい人物であり、その場にいるべき人物であるかもしれない。でも、その一人は存在しているのである。その一人とは、みんながいる時にはいなくて、みんながいない時にいるのだ。そう、あのオバハンである。
あのオバハンは僕の中にある悪しき男性要素なのかもしれない。きちんとした男性になることができていないのである。そうかといって、性別は女であっても女にもなれていないのである。どっちつかずな感じであり、十分に成熟していない感じがしている。そいつが僕の中で厄介な存在になっているようだ。そして、そいつは全体に統合されていないのであり、それ故にアンバランスな構造が出来上がってしまっているのだ。
職場に着くまで、その夢のことを考え続けていた。職場に着くと、夢のことはひとまず置いておいて、パソコン作業を始める。サイト関係のことではないけれど、データの出し入れをしたり、ディスクをまとめてフォーマットしておいたりする。その他の事務や雑用をこなしながらする。複数の作業を並行して実行する。
一段落着くと、IT業者に連絡だ。先日いただいた名刺を見て電話をかける。つながらない。僕はビックリした。電話がつながらなくなったのではないかと不安になる。電話料金の支払いが隔月なので、もしかしたら払い忘れているのかも。いや、そんなことはない。確かに払っているはずである。もう一度かけてみるが、やはりつながらない。僕のケータイにかけてみたらつながるし、ケータイからかけてもつながる。電話そのものがつながらないわけではない。なんでや、なんでやとアタフタする。
なんてことはない。名刺には電話番号とファックス番号とが並んで記載してあり、ファックス番号の方にかけていただけだったのだ。僕の見間違いだった。ちなみに、夢の中のオバハンはこういう時の僕である。そして、「飛ばすと危ない」は実現しているのである。
落ち着いて、電話番号の方に電話をする。ちゃんとかかる。さて、たいへんなことになった。HPのシステムの変更を依頼しているのであるが、一旦、今あるページを大量に削除しなければならなくなった。一点ずつ移行するという作業をするそうなので、できるだけその手間を省きたいとは思うのであるが、削除する方もけっこう手がかかる。今日は延々とそればかりをやっている。
こういうのは全部削除してはいけないのだ。ある程度のものは残しておいて、業者さんが作業できなければならない。でも多すぎると終了までに時間がかかってしまう。できるだけ速く終わらせてほしい。このジレンマに引き裂かれそうになる。極力削除の方向で動いた。
削除はいいのだけれど、システムが新しくなると、今度は削除した分を復旧することになる。これまたたいへんな作業量になるだろうな。けど、まあいいや、やるとなったらやるだけだ。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)