2月14日:経緯の中に 

2月14日(火):経緯の中に 

 

 今日は定休日だけど、僕自身は休めない。昼前には職場に来て、パソコン関係のことをする。データの処理等を行う。書籍の原稿も少しだけ書く。その他、サイト関連のことを行い、ブログ等を整理する。ブログ関係は近日中に公開できるだろう。 

 最近、怠りがちになっていた勉強もこなす。論文を3つほど読む。 

職場の掃除をする。これも怠りがちになっていたことだ。いつも急いでいて、ささっと済ませるので、今日はやや丹念に掃除する。 

掃除ついでに、要らないメモや資料の類を処分する。 

 それで一日の大部分が終了である。 

 夜は喫茶店に入る。少し頭の中を整理する必要があった。一度にたくさんのことを手掛けなければならないので、内容を整理し、計画を立てる。もっとも、この計画は現段階におけるものなので、何か他の予定や仕事が入れば変更せざるを得ないものであるが、それでも有るのと無いのとでは違いがある。仮の計画であれ、何をするかが明確になっている方が効率いいように感じている。 

 

 振り返ると去年がひどかった。 

 その前の年、一昨年は割と良かった。年末ギリギリまで新規の人が来られたりした。それが年が明けて、昨年の1月からパッタリと新規が途絶えた。最初は時期的なものかと思い、3か月程度は様子をみようと構えていた。 

 しかし、新規は入らずだった。継続中のクライアントで何とか持ちこたえていたが、その人たちも終了するので、徐々にクライアントが減ってくる。何とかしないといけないと思い始める。 

 この新規の途絶えは原因が分からなかった。何か悪評でもばらまかれているのかと思ったが、そんな気配もなかった。よく分からない低迷が続く。 

 その頃、3月で一つの人間関係に終わりを告げた。また、同月にもう一つ僕が関わっていたことが終えた。煩わしいしがらみから解放された。これからは本職一本でやっていこうと決意した。 

 4月~5月から膝の具合が悪くなる。その頃、サイトの書き換えを計画し、実行に移す。 

 6月に膝の怪我のために入院した。入院自体は2週間ほどだったけど、その後、コンスタントに仕事のできない時期が続いた。 

 さらに、夏にはパソコンの不調があり、初期化しなければならなくなった。これによって、多くの原稿や記録が失われてしまった。その多くは書き直しを迫られた。 

 秋ごろから徐々に新規のクライアントが来られるようになった。いい兆しが見え始める。しかしながら、上手く行かないことも多かった。僕自身が安定して仕事をできなかったためでもある。 

 一度中断があると、なかなか戻れないものだと思った。さらに、身体の不安に襲われることも多かった。それらは今でも多少は残っているが。 

 こうして、あまり調子のよくなかった一年を終えて、今年を迎えたわけだ。今年は原点回帰の年にしようと決める。去年の倍以上の仕事をこなし、サイトも作りこんで、2000ページに達するという目標を立てた。それらはすでに取り掛かっている。 

 今年は1月から割と調子が良かった。いいスタートを切っていると思う。新規の方も何人か来られて、継続している。今後は何人かが脱落していかれるだろう。それも仕方がない。厳しさに耐えられないという人もある。むしろ、どうしてカウンセリングが安逸な過程だと信じているのか、僕の方が不思議である。何事にも厳しさが伴うものであるはずなのに。 

 2月からは出版の話が決定する。これがなかなか負担である。 

 一応、今後の計画としては、夏までに本を書き上げる。8月には心理学検定を受ける。目標は6科目合格である。検定が終わると、メンタルヘルス検定2級を目指そうと思う。こちらは来年の2月だったか3月頃の試験で、それに向けての勉強を始めようと計画している。 

 夏までの間に、下手をすると入院ということがあるかもしれない。膝の手術である。加えて、両親が田舎に帰省するのについて行くかもしれない。 

 ブログは新シリーズを考えている。いくつかは書き上げている。今の所、「12年目コラム」が継続中なので、それをメインにする。コラムの方は、「臨床心理の日米欧」シリーズを終えると、少しばかり僕の趣味の話をして、それから「世相編」を書いていく予定だ。「世相編」はそれほど多くは書かないだろう。それが終わると、僕が歩んできた道のりを少しばかり振り返っておこうと考えている。その「カウンセラーへの道」シリーズが終了すると、最後に最終回を書いて、このコラムは終了である。あと、「追記」として、過去に書いた未公開、未完成原稿を載せるかもしれないし、書き漏らしたところが見つかれば追加するかもしれない。一応、そういう計画を立てている。 

 

 こうして見ると、いつでも僕は何らかの経緯の中にいることに思い至る。プロセスの中にある自分を自覚する。大切なことだ。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

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