12月31日(日):一年の締めくくり
朝はおせちの手伝いをする。と言っても、大したことはできないのだけど。母の指示通りに動く。それから高槻へ向かう。
駅はすごく人が多かった。一本、電車を見送る。この年の瀬に、みんなどこへ行くのだろうか。
前の電車ではホームにけっこうな人が並んでいたけど、次の電車ではそれほどでもなかった。電車一本でずいぶん違うものだ。
周囲のことは気にせず、駅にて電車を待つ。高槻に着くまでにラカンの論文を一本読む。
高槻に着く。一階のそば屋が店頭販売やってる。毎年恒例のやつだ。本当は迷惑だと僕は思っているけど、それも仕方がない。そば屋にとっては稼ぎ時なんだから、僕の方がガマンしよう。
それにしてもあのそば屋、毎年大晦日だけ店頭販売していたのに、今年は昨日もやっていたな。年に一日だったのが二日になったわけだ。彼らも厳しいのだろう。
職場に入る。ここだけは時間の流れが止まっているかのよう。季節感ゼロの部屋だ。
今日の予定では、もし、パソコンが動けばサイト作業をする、パソコンが昨日と同じ調子だったら、窓拭き掃除をする、そう決めている。
まず、パソコンの電源を入れ、ネットに接続してみる。昨日開かなかったページが開いたら、サイト作業だ。開かなかったら、3時間くらいかけて窓拭き掃除をする。果たしてどうなるか。
これもなんでこんなふうになるのか分からないけど、昨日はダメだったのに、今日はいけるのだ。その間に何も特別な処置をしたわけでもないのに。まったく訳が分からない。
サイト側の原稿を7本ほど公開する。どれも第9章に属するものだ。およそ2時間かかる。実際にはそんなに時間のかかる作業ではないのだけど、休憩とか昼休みを挟んだのでそんな時間になった。
その後、夕方まで本を読んで過ごす。高槻ではそれだけだ。
帰宅する。帰りの電車ではウイリアム・ジェームスの本を読む。
さて、夕食の後、ダウンタウンの番組を観る。大晦日の恒例行事となった感があるが、今年はあまり興味が湧かなかった。今まで観てきたから、その流れで今年も観たという感じだ。もう、あの番組も面白いとは思わなくなってきた。
そんなこんなで年明けを迎えた。ろくでもない一年がこれで締めくくられると思うと、感慨深い。次の一年はもっとましな年にしていこう。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)