12月30日:今年の成果 

12月30日(水):今年の成果 

 

 先日、28日の月曜日が僕の仕事納めとなる日だった。今日と明日とで大掃除をして、来年の準備をして、それで今年を終える予定だった。ところが、今日、急遽、一件だけ面接をすることになった。普段、来れない人なので承諾したのだけど、新規さんだったら断っていたと思う(断るわけがあるのだが、ここでは触れない)。 

 

 さて、今年一年、どうにかこうにか無事に終えられそうである。ありがたいことだ。年齢を重ねると、一年一年の重みが増してくるように感じている。最期の時を僕たちは知り得ない。今年が僕の最後の年になるかもしれないし、来年を無事に迎えることができるなんていう保証はどこにもない。この条件はどの人も同じだ。だから一年を終えることができるというのは感慨深いものがある。 

 仕事の方はまあまあだった。僕はついつい一番忙しかった年と比較してしまうのだが、今年はその3分の1くらいの仕事量だった。3分の2くらいがベストなので、今年の倍くらいは仕事をしたい。 

 でも、新規クライアントの数は去年よりも増えた。なによりも継続率が良かった。来談したクライアントの9割は継続してくれた。初回だけで終わった人の数が少なかった。 

 継続率が良かったのは、このサイトを見てくれる人が多かったからだと思う。それに、最初の段階で僕が引き受けないという態度もしていったからだ。予約や問い合わせの段階で、僕が一緒にやっていけそうにないと感じたり、見込みがなさそうだと思われたら、僕の方からお断りする。もしくは初回だけやって、継続をあまり勧めなかったりもする。そういう人たちは、他のカウンセラーさんとなら上手くやっていけるかもしれないので、無理に僕のところに来てもらわないようにしようと考えている。 

要するに、どんな人でも受け入れるという姿勢を取らなくなったのだ。一緒にやっていけそうな人だけを選ぶようになった。それがよかったのだと思う。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

関連記事

PAGE TOP