12月29日:この一週間 

12月29日(金):この一週間 

 

 今週は思いのほか忙しかった。また、今週を振り返ってみよう。 

 

 25日(月) 

 クリスマスだ。僕はコンビニで深夜勤務していた。4000円もするホールケーキが売られていて、こんなの売れるんかいなと思っていた。驚いたことにそれを買っていくお客さんがいたのだ。クリスマスということで、財布の紐が緩むのかな。ケーキは売れたけど、チキンの方はあまりだ。あれを廃棄する時は胸が痛む。 

 深夜勤務後はその足で高槻に出る。以前なら、ここで一旦帰宅して、一休みして、昼頃から高槻に出ていたのだけれど、最近は時間も惜しいので、とにかく勤務後は直で高槻に出ることにしている。 

 7時半頃に職場入りする。雑用を済ませる。それで9時から行動開始の予定だったのに、つい一休みしてしまう。ここで1時間寝てしまう。行動開始が10時を過ぎてしまった。 

 最初は銀行だ。さすがに給料日ということもあってか、人が多い。けっこうな待ち時間があった。その後、いくつか支払うものを支払う。先週僕が愚痴っていた電話会社への未払いの件もそれで落着した。 

 夜は再び深夜勤務。帰宅して、少し眠る。夜中に起きて、風呂に入る。その時、ふと、体重計が目に入り、そういえば長いこと体重を測定していないことに思い当たる。体重計に乗ってみる。68キロだ。おおっ!と思った。70キロを切ったか、と思った。20歳代の頃よりも軽くなっている。 

 

 26日(火) 

 この日も深夜勤務明けで直接高槻に出る。 

 深夜勤務の方は、いい加減しんどくなっている。セブンの方は仕事そのものに興味が持てなくなっているし、モチベーションも上がらない。決まり切った作業を機械的にこなしているという感じしかない。 

 高槻に出る。大掃除をそろそろやっていこうと思うのだが、どうも体が動かない。従来のような大がかりな大掃除はできそうにない。できる範囲のことだけをやろうと思う。 

 まず、机上の本の整理を行う。ああ、読む予定で持参していた小説を見つける。エド・マクベインの『命果てるまで』だ。未消化の予定は気持ち悪い。ということで、読み始め、午前中に読み終える。 

 午後から休憩を挟んで作業を再開。疲れたら座って、本を読む。この日はもう一冊、シングの『西国の伊達男』を読む。内容を忘れないうちに読書評を書いておく。 

 この日はどういうわけか、セブンからもローソンからもお呼びがかからなかった。夜はフリーだ。いつもの呑み屋に顔を出す。いつものメンバーだ。いや、それはそれでいい。その時はその時で楽しい時間を過ごしたのは確かである。その場は楽しかった。ただ、以前のようにそれが良いものとも思えなくなっている。 

 以前ほど顔を出すこともなくなったので、たまには奮発してやろうと思った。多少は店の利益になるようなことをしてやらんと、と思った。最初からそこそこいい酒を注文する。安い酒をガバガバ飲むより、いいお酒を少量飲むというのが理想だ。2,3杯飲めたらいいのだ。飲みに行ったら10杯は飲むというおバカなマイルールを遵守していた自分がみっともなく思えてくる。 

 終電があるので、みんなと別れて、僕だけ帰路に就く。今度の金曜日に約束を入れてしまったのをいささか後悔する。 

 駅から家まで歩く。途中のコンビニでついつい缶ビールなんぞを買ってコンビニ呑みしてしまった。真っ直ぐ帰りゃいいのに。それからトボトボと歩く。トイレに行きたくなった。それで何を血迷ったかバイトしているセブンまで行って、トイレだけ拝借する。深夜勤務の人がコーヒーマシンのトラブルを言ってきた。そこは僕たちは触らないので分からない。業者さんに連絡したようだ。その後、それこそ止めときゃいいのに、ラーメンなんぞを食ってしまった。 

 呑み屋とラーメン屋はウラで手を組んでいる、というのが僕の自説なんだけれど、どうしてこの都市伝説を言う人が現れないのか不思議だ。僕は、呑み屋-ラーメン屋連合の手の内で踊らされた格好になった。 

 4時ころ帰宅。直行で布団に潜り込む。 

 

 27日(水) 

 4時ころ寝て、6時ころ起きる。2時間ほどしか寝れない。それで6時半頃には高槻に向かおうかと思ったのだが、それはそれでしんどい。もう少し、一服する。 

 また、2時間ほど寝たようだ。そこから起きて準備をする。バタバタとした中で、なんてことだ、電話がかかっていた。10時前だ。 

 僕はその人に電話をかける。新規クライアントの方だ。僕は金曜日を勧めてみたけれど、その人の都合が悪いようだ。その人は今日いけないかと言ってくる。当日予約は不可であることをなんでみんな読んでくれないんだと呪わしい気持ちになる。当然、この日は無理である。というのも、大掃除の最中で室内は足の踏み場もない状態であるからだ。なんとか明日の予約で決まった。 

 そうとなると今日は忙しくなった。大掃除は年内かけてやろう、と悠長に思っていたけれど、今日中に一旦片付けなければならなくなった。加えて、この日はいくつかの支払日に当たっている。 

 高槻に到着すると、まず支払い関係を終わらせる。2,3件、銀行を回る。銀行はまあまあの混み具合だった。ATMにそこそこの列が出来上がっていた。しょうがない、並んで順番を待つか。二か所でそこそこ長蛇の列に並んだ。 

 支払い関係を終えると、今度は室内関係だ。中途だったものは終わらせる。そして一旦片付けることにしたものは片付ける。その上でいくつかの作業、それも大がかりでない作業をこなす。 

 なんとか室内の見栄えは元に戻った。夕方頃になっていた。いや、正直言って、案外早く片をつけることができた。夜までかかるだろうと見込んでいたのだ。今朝の電話の人に夕方なら大丈夫ですよと言っておけばよかったな。 

 まあ、面接は明日だ。それに向けての準備もしておこう。その後、職場にて論文を二つばかり読む。最近は勉強する時間が少ない。よくないことだ。 

 帰宅する。21時ころだった。2時間だけ寝て深夜勤務に向かうことにする。ただ、いくぶん、寝過ごした。遅刻こそしなかったものの、寝起きですぐ行動開始となった。 

 勤務はセブンだ。交代の人が今日はお客さんが多かったという。そうか、そういう時期だな、と改めて思った。 

 

 28日(木) 

 確かに客は多かった。いや、多いのは構わないけれど、面倒くさいのが多かった。 

 ボロボロの小銭を入れてレジを詰まらせた客にはキレそうになった。そんな小銭どこで拾ってきたのかと思うほどだ。それを処理している間にも、もう一台のレジを開けて、二人ほど客を捌いた。 

 店頭のペットボトル回収機も満杯になっている。処理したいのだけれど、客が途切れない。わずかの隙を狙って店頭に出て、回収機のゴミ袋を交換する。ついでにタバコも一本喫ってやった。 

 駐車場では、案の定、食い散らかした輩がおる。掃除をするのも手間だ。それよりも吸い殻の量が半端じゃなかった。駐車場、駐輪スペース、店の前の歩道と、100本近いタバコの吸い殻を拾った。ちなみに、僕の趣味で、吸い殻を数えているのだ。 

 4時になっても入荷品は終わらず。僕は4時で一旦中断して、通常の作業を行うようにしている。ややこしい客は相変わらず来る。これより後のことはほとんど覚えていない。寝ながら作業したような感じがある。 

 勤務は6時までだ。できるだけ6時に終えて、一旦帰宅して、6時37分に出勤すればなんとかなる。一旦帰宅するというのは、忘れ物をしていたことに気づいたからだ。そうでなければ直接駅に向かっただろう。やることをやるとダッシュで家に帰る。忘れ物をカバンに詰めて、朝ごはんも急いで腹に詰め込む。慌しい中で出勤だ。 

 7時半頃に高槻に到着。もう一度室内を掃除する。モノがたくさんあるのは構わない。それが整然としてあったらいい。少なくとも散らかっているという印象は持たれないだろう。もう一度、室内の見栄えを良くする。 

 同じように僕自身の見栄えも良くして、僕自身の状態も整えておく。面接のある日は、面接前にやっておくことというのが僕の中にある。それをやっておく。それから少しだけ仮眠をとる。 

 11時、早目に食事をする。これは微妙なところだった。12時を過ぎていたら、面接後に昼食をとるつもりでいた。食後は眠くなりそうだからだ。近所の居酒屋さんのランチをいただくことにした。年内にもう一度くらいは顔を出しておこうと思っていたので、ちょうどいい機会だった。11時40分ころには職場に戻る。 

 論文を読んで過ごす。臨床家のアタマにしておかなければならなかったからだ。あるテーマをサイトで書こうと思っていて、そのテーマに関する論文をいくつか拾い読みしていく。 

 14時から面接だ。ピンチがあった。直前に腹具合が悪くなったのだ。そういえば、昨晩から調子が良くないのを忘れていた。やはり昼食は控えた方が良かったのか。時計を見る。10分くらいある。急いでトイレにかけこむ。クライアントが扉の前に立っていて、僕がトイレから出てくる、このシチュエーションだけは避けたい。なんとしてもクライアントよりも先に、用を済まして、在室しているようにしようと焦った。 

 トイレから出る。通路には誰もいない。良かった、間に合ったと思った。室内に戻る。静かにクライアントを待つ。あれ、おかしいな、お見えになられないな。アッと思ってケータイを開く。ああ、キャンセルの電話が入っている。僕がトイレに籠っている時間にかかっていたのだ。留守電に吹き込まれていた。仕事で何かトラブルがあったようで、それで来れなくなったとのことだ。 

 一気に気が抜ける。他にローソンからもラインが入っていた。今晩の勤務のことで、時間延長できないかという内容だ。面接が飛んだから、ここで少しでも回収しないといけないと思い、承諾した。今日は深夜までだったのに、朝までになってしまった。4時間勤務が8時間勤務になった。 

 そうとなれば、帰って寝たい。今度は急いで帰り支度をして、職場を後にする。途中、コンビニに寄って、買い物をする。タバコを一服しながら、あれこれ考える。今日のことを振り返ったり、明日以降の計画のことなどを、漫然と考える。こういう時間を少しは持たないといけない。 

 帰宅は夕方となる。先に夕食を採っておく。それから布団に潜り込む。上手くいけば3時間は寝られる。現実には3時間も寝れなかったけれど、寝たという実感を久しぶりに経験した。 

 ローソン勤務。前半は時間との戦いみたいな観を呈した。それなりにお客さんも多く、煩雑な作業をしながらレジを打つ。24時を過ぎると客足が途絶えてくる。そうして遅れてる作業が追い付いていく。なんとかこなした。 

 そこから別店舗のローソンへ移動となる。自転車はヒザの具合が悪いから乗れないということで、徒歩で移動する。あの店舗からこの店舗まで、けっこう離れているかと思いきや、歩いて30分程度である。今後も徒歩移動してもいいなと思った。寒いことは寒いが、まだマシな方だった。 

 さて、別店舗のローソン。この店舗はたまに呼ばれる。月に一度くらいだ。だから、店内のものが覚えられていない。入荷品があっても、この品はどこに陳列されているのかと、いちいち探さないといけない。もう少し定期的に呼ばれたらいいのにとも思う。 

 4時ころウーバーイーツの注文が入る。内心、「ええ加減にせえよ」などと思っている。「ピックアップの準備完了」のボタンを押していないにも関わらず、配達員がやってきたのには驚きだ。客が急いでいるから、と配達員が言うのだけれど、こちらは急ぎようがない。注文のからあげクンが出来上がるまで、まだ後1分少々かかる。「待て」としか言いようがない。ウーバーは本当に面倒である。 

 勤務を終えて、その足で駅へ向かう。それから高槻に直行した。ここから今日の話になってくるのだけれど、分量が長くなり、書いていて疲れたので、今日はここまでにしよう。続きは明日にでも書くことにしよう。今日の日付のブログなのに、今日のことを書くまで至らない結果になってしまった。まあ、それでもいいか。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

 

 

 

 

 

 

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