12月25日(火):映画の日
今日は定休日だ。職場に行って大掃除(と言うか大整理)の続きをやるつもりでいた。しかも、今日はレンタルDVDの返却日でもある。当初の予定では、返却に行ってから職場に向かうことになっていた。
ああ、それにしても朝の目覚めの悪かったこと。ひどく具合が悪かった。昨夜のお酒が残っていたというわけではない。それは大丈夫なんだけど、どことなしに風邪をひいた時のようなしんどさがある。
それで、朝、二度寝してしまう。次に起きたのは昼頃だった。そこから朝昼兼用の食事を摂り、とりあえず、DVDの返却に向かう。
片道3キロほど歩かなければならない。行きはなんとかなった。店に着き、DVDを返却して、さらにレンタルする。その時点ですでに夕方近くなっていた。職場に行く気力がない。それどころか帰路を歩く元気がない。よし、バスに乗ろうと決める。
国道を渡ってバス停に向かう。僕の乗りたいバスがすぐ横を通り過ぎていく。わずかの差で乗り損ねてしまう。駆け足すれば十分間に合ったのだけど、走れない。つくづく、自分の足を恨みたくなる。
それで次のバスを待つことになった。ぼんやり本を読んでいると、そのうち次のバスが来た。それに乗る。バス停3つほどの距離だ。乗車している時間は知れている。コンビニに立ち寄ってから帰宅する。
帰宅すると、まず、今回レンタルした映画を観ることにする。何をどう血迷ったか知らないが、人一倍怖がりの僕がホラー映画を観ようと思い立ったのだ。まあ、ホラーといっても最近のドギツイやつは御免だ。ホラー映画で観れるのは70年代までの作品だ。それ以後のものは映像がキツイ。
今回選んだのは「悪魔の棲む家」だ。観てみると見覚えがある。どうやら昔見たことのある映画だったようだ。神父役のロッド・スタイガーの熱演ぶりが見事だ。
続いて、「シャーク・ナイト」という映画を観る。これは2013年くらいの作品らしい。サメ映画なら怖くないと思い、レンタルしてみた。まあ、実にくだらない内容だ。
最近の映画を観ない理由の一つは、どうも登場人物たちに感情移入できないからである。どこか機械的なのだ。CGを多用した映像も苦手だ。本作もそうなんだけど、結局、映画独自のものがなくなるのだ。ゲームなんかの映像と差がなくなるのだ。
最後にもう一本、ゴジラ映画を観る。ゴジラ映画は昭和30年代までのがいい。40年代のものは評価がまちまちで、いいのはすごくいいけど、つまらんものはとことんつまらんといった感じである。
結局、これで今日一日は終わってしまった。DVDを返却し、続いて借りてきたDVDを鑑賞して終わった。映画を観て過ごした一日だった。そんな感じの一日だった。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)