11月23日:ギャンブル依存 

11月23日(月):ギャンブル依存 

 

 世間では3連休の最終日だけど、昨日、一昨日はすごく忙しかった。その代わり、今日は「坊主」である。この落差の激しさを何とかしたいとは思うが、どうしようもない。もう、今日はオフにしてやろうかと思う。 

 

 二日間でいろんな人に会った。 

 パチンコ依存の人もいた。ギャンブル依存は身分相応の生活をしないといけない。自我構造や過去体験といった難しいこと抜きにして言うと、それだけだ。その人の望むような生活をしようと思えば、パチンコの軍資金が月に100万円くらいないと無理だ。おまけにパチンコに関する才能とかセンスも養わないと、軍資金がそれでも足りなくなる。月に100万円の軍資金を獲得しようと思えば、500万円くらいの月収がないとダメだ。それも大企業の社長になってはダメだ。働く時間が要るからだ。だから、莫大な不動産を所有していて、家賃収入だけで月に1000万円入るくらいでないとダメだ。要するに、彼はどだい身分違いなのである。彼の望む生活身分に比べて、彼は下の下なのだ。 

(中絶) 

 

(高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

(追記) 

 ギャンブル依存とはそれに費やすお金さえあれば問題が生じないことが多い。ギャンブルに凝って、体を悪くするわけでもないし、病気に発展することもない。そこは薬物やアルコール依存と大きく異なるところだと思う。 

 だから、ギャンブルを楽しみたかったら、それ相当の稼ぎのある人間にならないといけないのだ。出世して高給取りになればいいのだ。最初に目指すのはそれではないだろうか。でも、ギャンブル依存で来談されるクライアントは大抵は一番下っ端の人間だったりするわけだ。そこに彼らの間違いがあるということを今回のブログで展開する予定だったように記憶している。ただ、語調がキツい感じになったので、ボツにしたのだった。 

 結局、彼らは二つの選択肢を前にしているようなものだ。下っ端のままでギャンブルを止めるか、出世してギャンブルを続けるかである。彼らがどちらを選ぶかは言うまでもない。 

(平成29年7月) 

 

 

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