11月20日(日):献血終えてから
今日は午前中は家のことをする。
スーパーから帰ってきた母が昼食にとうどんを作った。お昼を食べてから出勤することにした。
母の作るうどんはいいのだけれど、具材をたくさん入れたがる。かまぼことか昆布とか、僕にはなくてもいい。麺と出汁とネギだけでいいのに。
母が今朝のスーパーでのことを言っていたな。玉子が通常なら1パック198円のところ、今日は98円なのだそうだ。しかし、その値段は一人1パックまでで、2パック買った場合には、一つだけ98円になり、二つ目は198円の値段になるということだった。
その玉子の特売に客が殺到していたそうである。100円の節約のためにみんな必死なんだろうな。それも分かるけど、そんなところで怪我でもしたら、それこそ損失である。大損である。
さて、お昼を食べて家を出る。
高槻に到着する。駅の高架下の広場に献血カーが止まっている。ちょうどいい、献血していこうと思い立つ。いつか献血しようとは思っていたのだけれど、なかなかその機会がなかったのだ。
前回は夏場だった。そして献血待ちの人もけっこうおられたのだけれど、今日は閑散としている。今日は僕一人だけだった。とんとん拍子で問診も終わる。献血カーに乗り込むも、僕一人だけである。
献血カーの看護師さんたち、3人おられたが、やはりヒマなのだろうか、お喋りなんかしている。僕を受け持った看護師さんも何かと話しかけてくれる。天気の話とか、仕事の話とか、他愛もない世間話みたいな会話をする。僕は看護師さんとの会話を楽しんでいたけれど、忙しいとこうはならなかっただろう。なんだか得した気分だ。
献血を終えて職場入りする。
前回は全然平気だったのに、今回の献血はなんか堪えている。貧血のような感じがある。足先まで力が入らない感覚がある。その場合、横になっているとすぐに回復するということだったので、職場入りすると、まず横になる。
独り、静かに横になっていると、あれやこれやのことを考え始めていた。これからやっていかなければならないこと、さまざまな予定のこと、今後計画していることなど。そんなことを考え始めると、ゆっくり横になっているわけにはいかない。ガバッと起き上がると、フラフラした。あかん、もう少し横になっていようと横になる。
横になるのはいいけれど、いつしか眠ってしまった。目が覚めた時には、貧血感はなくなっていたけれど、時間を浪費したという後悔の念に襲われ始める。
とにかく、予定していたことのいくらかはこなそうと務めた。それで今日の一日は終わりである。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)