11月17日:健診休んで

11月17日(木):健診休んで

 

 今日は工場の方で健康診断がある。そのため、今朝は何も食べてはいけないということになっていた。しかし、実施のところ、昨日の16時ころから何も食べていないのである。非常に空腹である。

 空腹すぎて眠れなかったくらいだ。

 でも、今日は健康診断を休んだ。直前まで受けるつもりでいた。健診を終えてから高槻に出るという計画だった。しかし、それだと間に合わないということに気づいたのだ。

 

 健診を休んで高槻に出る。朝から夕方までに多くのことが片付いた。

 まず、新しいHPの件で、二軒の業者と話をまとめなければならなかったのだけれど、こちらは順調に進んだ。

 さらに、12月の仕事も入った。

 加えて、前のHP業者との間でも話がまとまった。これをG社と呼んでおこう。

 

 HPを新しくするのは、G社と縁を切りたいという事情もあった。

 G社で僕を担当しているのはNという人だ。8月3日にNの方から打ち合わせをしようと言ってきた。ところがその前日にNが体調不良を理由に中止を求めてきた。ちょうどコロナの第7波の時期だったので、感染したのだろうと思っていた。それはまあいいとしよう。

 いや、本当は良くないのだ。担当の補佐をつけるように僕は注文をつけておいたはずだ。担当者が都合の悪い時は補佐が代役できるようにしておいてくれと頼んでおいたのだ。僕の注文は顧みられずといったところだ。

 その後、Nからは何の連絡もなかった。僕はてっきりNはコロナに感染してお亡くなりになられたのだろうと信じ切っていた。

 だから今日、Nから電話がかかってきた時にはビックリだ。生きてたんかいな、と真っ先に思った。三か月以上放ったらかしにしておいて、よく平然と電話をかけてこれるな、よほど神経が図太いのか愚鈍なのか、どちらかだろうと思った。

 まあ、もうどうでもいい。8月3日の打ち合わせでNが何を提案しようとしていたのか知りたい気持ちもあったのだけれど、どうでもよくなった。これで晴れてG社と絶縁できる。とかく、ひどい会社だった。

 

 さて、夜はコンビニの方のバイトだ。高槻から直行する。

 このコンビニに関しても、僕は深夜勤務を希望していたのだけれど、その望みは叶えられそうにないとはっきり悟った。12月まで働いて、他所へ移ろうと決心する。その間に、次の仕事先を探そうと決めた。

 ここのコンビニだけれど、ネットで検索して、深夜勤務を募集していたのだ。だから僕は応募したのだけれど、蓋を開けてみると深夜勤務者は足りているのである。僕は深夜の手前の時間帯に入っているわけだけれど、これではいけないのである。

 つまり、この店が嫌になったとかいうわけではないのだ。深夜勤務をしないと収入が足りないのである。現状では働いても働いてもマイナスを増やし続けていることになるわけだ。こんな馬鹿らしいことはやってられないのだ。

 今から考えると、あの深夜勤務の応募はいわゆる「釣り広告」だったのではないかと疑いたくなる。釣り広告というのは、派遣の広告によくあるのだけれど、「簡単な仕事です」と謳っておいて、それで人を集めるのだ。人を集めて、技能テストなんかをするのだ。そのテストがとても難しいもので、応募者のほとんどが受からないのである。そこで、「簡単な仕事」の方では雇えないけれど、代わりにこういう職がありますよなどと勧めるのだ。その職に人を集めるために簡単な仕事という広告を釣りにするわけだ。そういうのを「釣り広告」というわけだ。

 まあ、過ぎたことはどうでもいいのだ。このコンビニでも良かったことはある。今の僕でもコンビニの仕事ができるということを発見できたのは良かった。深夜勤務を希望通りにさせてもらえれば、ここに残ってもいいのである。でも、ここを足がかりにして、僕は次へ移ろうと決意した次第である。

 

 コンビニの仕事を終えて、それから工場の方へメールを送っておいた。それで今日一日が終わりである。健診を休んだことは申し訳なかったが、その分、いくつものことが前に進み、決定された。僕個人としては充実した一日となった。

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー

 

関連記事

PAGE TOP