11月10日:再建に取り組む

11月10日(木):再建取り組む

 

 今日は終わっていないけれど、今日のブログを書いて残しておこう。

 午前中は家のことをやった。最近、毎日のように家のことが圧し掛かってきている。あれもこれもやらなければならないことばかりだ。

 昼前くらいに出勤となった。

 

 駅の券売機で切符を買う。隣では小さな子供を連れた母親が切符を買っている。それはいいのだけれど、子供がチョロチョロしおるので、「じっとしてろ!」とにらみをきかせようかとも思った。思っただけで、それは止めた。あまり変なことはしないでおこう。

 ホームに入る。ベンチに座る。座る必要もなかったのだけれど、荷物を確認したかったので座った方がやりやすいという理由で座ったのだ。

 隣の離れたベンチに先ほどの母子が座っている。そこにはこの母親よりももう少し年配の婦人が座っていた。婦人が母子に話しかけていた。

 婦人は子育てを終えているようだ。子供は成人して、家を出て独り立ちしているようである。そして、婦人はこの若い母親にこう言うのである。「ほんと、アッと言う間よ」と。子供はすぐに成長して、巣立っていく。こうして親子でいられるのはほんのわずかの期間だ、と婦人は言いたいのだろうと思う。

 僕はふと思った。これは立派に子育てをした母親の言葉だ、と。子供は巣立ち、母親も子供にしがみつかない。そんな親子関係が感じられる言葉だった。僕はとても感動したよ。

 子育てのたいへんさを訴える人もある。確かに子育ては並大抵のことではないと僕も思う。しかしながら、考えてみれば、本当に手がかかるのは最初の数年といったところである。そこを乗り切るとだんだん子育ての負担が軽減されていく。子供も自分であれこれのことをやるようになるからだ。その数年を乗り切れない親も多い。

 

 高槻に着くと、まずタバコだ。タバコを切らしていたので、駅のローソンで購入する。

 ここの店員さんが感じが良かった。駅の構内にある狭苦しいコンビニだ。その店員さんが踏み台に乗って商品を陳列している。僕が通りかかるとレジに入るのだけれど、その小さな踏み台を指して「お足もとにお気をつけください」と言ったのだ。そんな通行の邪魔になるようなものでもないんだけれど。

 しかし、そういう一言が出るかどうかで店員の印象が変わるものだ、と改めて思った。そういうことも取り入れていこうと思った。

 常に自分の経験から学び、同時に人からも学んでいく。人の言動でいいなと思えるものは自分のものにしていこうと思う。自分もそれができるようになろうと思う。

 

 職場入りする。今日はもっぱら原稿を揃えて過ごす。

 サイトを作りかえる。新しく作る。そのために過去分の原稿を揃えている。結局、これは5月頃に始めた作業のやり直しということである。もう一度最初からやることになったわけだが、仕方がない。僕としてはどうしても完遂したい。

 その他、グーグルのサイトにて連載している「高槻カウンセリングセンター便り」も6通ほど公開した。原稿は20通分ほどある。一気にそれだけ公開するのもどうかと思うので、キリのいいところで区分した。

 原稿の方は過去のブログを取り掛かっている。今月はブログを始めた2011年と2012年の16か月分を揃える予定をしている。一応、読み直し、誤字脱字は訂正し、分かりにくい文章は書き直し、段落を少し多めにつける(これは見やすさのためである)。そうしていつでも公開できる状態にしておくわけだ。

 

 職場の大掃除にも取り掛かっているが、今日は何もできずだ。サイト関係のことに時間を費やしたためでもある。

 

 夜はバイトを控えている。最近、バイトに行くのが苦ではなくなった。少々億劫に思えても、現場に行けば体が動く。今日もなんとかなるだろうという見込みが強く感じられるようになっている。

 実際、なんとかなっているのだから、あながち見込み違いでもないように感じている。

 

 仕事と僕自身の再建に着々と取り組んでいる気がしている。必ず復活してみせるという意気込みだけは相変わらずである。

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

 

 

 

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