11月10日(水):仕事を終えて
今日はそれなりに忙しい一日となった。
20時に出るつもりでいたが、パソコン作業が中途なので最後までやってしまおうということになり、20時40分頃の退室となった。
電車に乗る前に周辺を一周する。飲食店の客入り具合を道路から確認する。あまりよくなさそうだ。週の半ばということもあるのだろうけれど、見ていると、老舗はまあまあ客が入っているようだ。若い店、オープンして2,3年といった店は閑散としている。常連がついているのとついていないのとでかなり差が出ているようだ。
帰宅して軽く夕食。22時を過ぎていた。何気なくテレビをつける。たまたま水曜日のダウンタウンがやっていて、途中から見た。レジ袋なしで、素手でどれだけコンビニ商品を持つことができるかというのをやっていた。実にくだらない。ただ、コンビニにはいろんなものが売っているんだなあと思ったくらいだ。
その後、神輿タコのことをやった。神輿を担ぐとタコができるというのは聞いたことがあるけれど、実物を見るのは初めてだ。ああいうものができるのか。肩にコブのようなものができるのだけれど、見た目とは裏腹に柔らかいようで、神輿を担ぐときのクッションになるそうだ。人体の防御作用なのだな。不思議なものである。神輿タコができるとショルダーバッグがずれないそうで、なで肩の僕には羨ましく感じられるのだが、そのために神輿を担ごうとは思わない。また、熱中できるものがあるというのは素晴らしいことで、それがお祭りであってもいいのだけれど、僕はお祭りは苦手だ。
コロナ感染者もジワジワ増えている。第6波も時間の問題という気がしてならない。また窮屈な宣言下暮らしをすることになるのか。
18歳未満の児童に10万円相当の給付金が出る。給付金は賛成だ。ばらまきと批判されようと、経済が回復するまでの応急処置としては必要なことだと僕は思っている。ただ、18歳未満の児童などと対象を小刻みに制限するからややこしくなるのだ。国民全員に給付してしまえばいいのである。当然、富裕層にも給付を受け取る権利がある。給付してから確定申告などで回収すれば済む話なのにとも僕は思うのである。
岸田政権に僕はまったく期待しない。まあ、今後、岸田首相が何か大胆なことをやる可能性もゼロとは言えない。今のところ、僕の見た感じでは、まだ首相になり切れていなくて、大臣の感覚でいるような気がする。新しいアイデンティティがまだ身についていないということだ。このまま大臣感覚で終わるか、首相になるかは本人次第だという気がする。いずれにしても、アベ辺りが裏で暗躍している限り期待はできない。
アベノミクスはすでに頓挫していることが明らかなのに、是が非でも押し通そうとする辺り、柔軟性のなさを感じる。
コロナで生活困窮者がたくさん出てしまったのに、政府は何をしようと考えているのだろう。コロナが原因ではない。30年間経済成長をしてこなかったことが一番の悪因である。
地球温暖化の問題も深刻である。100年後には人類は存続していないかもしれない。そういうことを考えると、今の子供たちは可哀そうだ。毎朝(と言っても今朝は見なかったな)幼稚園の送迎バスを見かける。バスに乗ってる園児たちが見える。あの子たちが大人になる頃にはもっと悲惨な世の中になっているかもしれない。いや、確実にそうなっているだろう。
死の本能を仮定したフロイトはやはり正しかったのかもしれない。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)