10月9日:「ホームレス男性を諭す夢」

10月9日(木):ホームレス男性を諭す夢

 夢を見た。少し不思議な夢だった。

(夢)「ホームレス男性を諭す夢」
「ホームレスのような男性が小さな女の子と一緒に暮らしているのを僕は見た。男性の言うには、この小さな女の子は道端で捨てられていて、可哀そうに思い、こうして養っているということだった。僕は女の子を見る。汚くて、ほとんど何も身につけていないようなボロをまとっている。肌も黒く汚れている。僕は男性に、養ってあげようという気持ちはいいけれど、その子はもっといい環境に置くべきだと諭す。男性は激しく反論する。やがて口論になり、最後に僕が怒って、あなたはその子を養っているのではなく、ペットにしているだけだということを口走る。その後、僕は男性の目を盗んで、その子をこっそりと連れ出そうとする。この子は施設に入れるべきだと、そんなことを考えていたように思う。」

 以上が夢の内容だ。でも、これは全体の一部で、他の場面もいろいろあったように思うのだけれど、はっきり覚えているのは上記の場面だけだ。
 この子は僕の子供性とか子供時代とかとつながっているのかもしれない。それらは不適切な養育者のために汚染されている。僕はそれをもっと適切に育てなければならない。そう思う。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

(付記)
 変な夢だった。僕はこの子を助けようとしている。僕の何が人格化されてこの子の姿になったのかは分からない。でも、助けるということは、関係を築くことである。
(平成29年2月)

 

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