10月31日(金):くされ縁
また一週間ほどブログを怠ってしまった。何かと忙しい。外的に多忙になることもあれば、内面的に忙しい時もある。
この間に僕の誕生日があった。僕の中で一番祝福できない日だ。僕という厄介者がこの世に誕生した日だ。何がめでたいものか。
一昨日、仕事を終えて外に出るとY君とばったり会った。Y君とは10年来の腐れ縁の飲み友達だ。僕はいい加減彼とは縁を切りたいと思うのだが、その辺で偶然に会う。
そう言えば、ここしばらく彼を見かけていないなと気づく。尋ねてみるとブタ箱に入っていたらしい。最近お勤めを終えて出てきたそうだ。酔っ払ってケンカして、相手に怪我を負わせてしまったようだ。いつまでもケンカがしたいのかね。
Y君の後で、Yさんと会う。ややこしいけどイニシャルにすると同じYになってしまうのだ。このYさんとは前もって約束していた。しかし、その日一日数人のクライアントと会って、中にはとてもしんどい感じを残していってくれる人もあり、その後でY君と会っているので、Y君と別れた後はけっこう疲れていた。
Yさんとは1時間半程度、一緒に食事して過ごす。次はいつ会うか分からない。僕の気分が乗らないかもしれない。
すぐ近くのミニストップの店長さんがいよいよ引退だ。この店長さんも飲み屋で顔なじみの人だ。一緒に飲んだこともある。
それよりもあそこでタバコが買えなくなる。不便だ。今日、すでにタバコの販売が終わっていた。知っている人がいなくなると、その店に行く気がしなくなる。だんだん知り合いも減っていく感じがしてなんだか寂しいような思いもある。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
いろんな人といろんな縁があるものだ。Y君とはもう会わなくなっているけど、僕の中ではくされ縁の代表格だ。彼のことでは苦労したものだ。
(平成29年2月)