10月3日:景気は回復するか
今日は忙しい一日だった。午前から午後にかけて、家庭の用事も含めて、外回りをしていた。予約はあらかじめ夕方以降にしておいた。
夜のクライアントが急用のためとキャンセルしてくれたお陰で、少しサイトの作業もした。溜め込んでいたブログの原稿を公開した。その他、何か所かいじった。サイト作業も久しぶりで、9月の初め頃に更新したきりだったのではないかと思う。
このサイトの更新作業であるが、これが非常に面倒くさい。やれば簡単なのだが、なかなか取りかかろうという気分になれないのだ。けっこう時間がかかる作業なのだ。まあ、いくつか見てみると、やりかけたままの作業がたくさんあるなということに気付いた。少しずつ片づけていこうと思う。
外回りをしていると、近所に住む男性を見かけた。向こうは僕に気付かなかったと思うけれど、僕の方は彼が誰であるか分かった。僕より二つほど年上の人だ。子供の頃、一緒に遊んだ記憶がある。当時は近所の子供が集まって一緒に遊ぶということがよくあった。だから学年が違えど、一緒に遊んだという人も何人かいる。その時の一人だった。
彼を見て、彼がひどく老けたなと感じた。それはきっと僕の方も同じなのだろうけれど、改めて年月の経過を感じた。
そう感じると、年月の無情さをしみじみと感じる。もう、あの子供時代は戻ってはこないのだというひどく寂しい感じに襲われる。今日という日もまた、取り返すことができない一日なのだ。しっかり生きようという気持ちになった。
夜、高槻周辺を一周して、いつもの喫茶店に入ってこれを書いている。見ていると、どことも景気が良くないなということが分かる。人があまり歩いていないし、飲食店はけっこうガラガラだし、これのどこが景気が回復していっているなどと言えるのだろうか。
7年後に東京でオリンピックなどというくだらんイベントを開催することが決定している。オリンピックなんてしない方がいいのだ。オリンピックをやって、経済がガタガタになった国もある。ギリシャがそうだったし、中国もそうなりつつある。経済の基盤が不安定な中でオリンピックなんていう大がかりなイベントをやるとそうなるのだろうな。日本も2020年に破綻するなと、僕は今から予想している。
景気の話からいきなりオリンピックの話になったけれど、このオリンピックに国が景気回復を賭けているわけだからだ。僕はそんなに上手くいく話かと思っている。オリンピックなんかは、最初に大量の資金を投入して、後でそれ以上のものを回収しようという手段である。期待通りに回収できない場合はどうするのだろうか。それに、その前に増税も控えているわけだ。オリンピックだと言って、脳天気に騒ぐ気にもならない。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)