1月30日(火):酒とタバコ
火曜日は定休日だ。でも、今日は大掃除のため、職場に出る。
昨夜、ある程度のところをやっておいた。それで少し余裕があった。朝はマカロニウエスタンを観る。それから家を出た。
職場に着く。昨夜準備しておいた状態のままだ。西半分の窓掃除とブラインド、そして移動したものを元に戻す。少なくとも今日中にそこまではやっておかなければならない。後は明日にでもできる。一応、3時間くらい見込んでおく。
昨年末にもそうなったように、今日も膝が痛くなってきた。痛む膝をカバーしながら、どうにかこうにか予定の分は終わらせる。若干、手抜きをせざるを得なかった部分もあったが、取りあえず、一通りは終わった。
膝が痛くなるというのは、踏み段を何度も上がり降りするためである。しかも、悪くない方の膝まで痛み出す始末だ。少し、この三日間で根詰めてやりすぎたかもしれない。
夜は喫茶店にて書き物をし、勉強をし、次の一週間の予定を組んでいった。
帰宅後はサイト用の原稿を書いて過ごす。その後でこのブログを書いている。日付変わって31日の午前2時半、まったく眠たくない。
膝を怪我してよかったと思えることもある。体のことを意識するようになった。それまでは身体のことなんて無頓着だったけど、多少、体の方にも意識が向かうようになった。膝の様子を見ながら、今日は調子がいいとか悪いとか判断できるようになるし、調子が悪いから無理をしないでおこうとか、そういう抑制もするようになった。
振り返ると、身体を酷使してきたなと思うことがある。若い頃は特にそうだった。酷使した上に、生活は不規則、運動は不足、酒はガバガバ飲むは、タバコはプカプカ吸うわ、ドカ食いはするわで、そりゃひどいものだった。
今年はそれを少しずつ改めることを目標にしている。とは言え、すでにこれだけ夜更かししているのだから当てにならんものだ。
それにしても、高槻は静かだった。どこともお店はヒマそうだった。本当に景気がよくなっているのか疑問である。
株価が上がったということは景気が良くなったということなのだろうけど、そこを基準にしていいのだろうかと思う。株価が上がっても、人が現金を手にしない限り同じことだ。数字の上でお金を所有しているというだけのことだ。
おまけに物価が上昇しているようだ。あまり買い物もしないのでピンとこないのだけど、モノによってはけっこうな値上がりをしているそうだ。近いうちにビールも値上がりするそうなので、ホント、ここらで酒とも手を切らないといけないな。
酒といえば、酒とタバコとどっちが害が大きいかという話になると、大半の人がタバコを挙げる。僕は断然お酒だと思っている。
依存症になるのは酒もタバコも同じだ。でも、精神病があるのは酒だけだ。アルコール依存症の奥にアルコール性精神病があるのだ。タバコにはそれがない。
タバコをたくさん吸ったとしても、次の日に残らない。胸焼けとかするかもしれないけど、二日酔いにはならない。酒では二日酔いで欠勤したり遅刻したりする。少なくともタバコではそれがない。
タバコは周囲に迷惑をかけるといわれる。煙の問題がある。しかし、煙は上に上がっていくし、大気中に分散する。周囲の人も喫煙者から離れていれば大丈夫だ。酒はそうはいかない。こっちが敬遠しても酔っ払いはつきまとう。離れても、ついてくる。周囲に迷惑をかけるという点ではどちらも同じだけど、酒の方がタチが悪い。
タチが悪いついでに言えば、酒を飲めば酔っ払い、人に絡み、ゲロを吐き、ケンカをしたり騒いだり、その辺で寝転がったり、転倒したり、立ちションもする。約束は平気で破るわ、しつこいわで、散々である。少なくともタバコにはそういうものがない。
酒は信用を失う。まともなことを言っていても、「アンタ、酒飲んでモノ言ってるやろ」と言われればそれまでだ。酔っ払いの言葉なんてマトモに取り合ってもらえないのだ。タバコにはそういう部分がない。タバコを吸っているからと言って、それだけで信用されないなんてことはない。
身体的な害はどちらにもある。精神病レベルの症状があるのは酒だけだ。社会的な側面においても、煙草飲みよりも酒飲みの方が問題が多いし、失墜する。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)