1月3日(木):初出勤にて
今朝になってようやく熱が下がった。しかし、鼻と喉の具合は相変わらずであり、時々、フラフラっとなる。完全に治ったとは言えないが、とりあえず熱は下がったので、今日は高槻に出ようと決める。一応、大事を取って、午後からにする。
外に出る。若干、体調に不安を覚えていたが、外に出てしまうと何てことはなかった。駅に着くころには、そんな不安を抱えていたことさえ忘れてしまった。
不安とはこういうものだ。大概の不安は実現しないものだ。実現しなかった不安というのは、案外、あっさりと忘れ去られてしまうものである。
駅に着く。正月三が日ということもあって、家族連れが多い。電車に乗る。あまりしんどくならないようにと、軽い読み物を持って出た。高槻に着くまでにミステリの短編を一つ読み終える。平常の通勤となんら違いはなかった。
職場に着く。建物のシャッターが降りたままだ。正月は無人になるとは聞いていたけど、入り口のシャッターを開けて入るのも久しぶりという感じがした。ついでに、普段は自転車が停まっていてなかなか開けられない郵便ポストも開ける。
よしよし、今年は年賀状がない。業者からの年賀状は放っておいてもいいけど、クライアントから年賀状をいただくと、次に会った時に忘れずにお礼を言わなければならない。これを忘れてしまいそうになるのだ。従って、いただくと却って僕にはプレッシャーになってしまうわけだ。年賀状を出していただくよりも、年が明けてもお互いに元気に会うことができればそれでいいことであると、僕はそう考えている。
そういえば、毎年年賀状を寄こしていたIT業者も今年は無しのようだ。別に構わないけど、だんだんあの会社もズサンになってくるな。今現在、僕の所の担当者がいないはずである。何の音沙汰もないっていう会社だ。おそらく、あそこはもう長くはない。このサイトもそこでお終いになる。その後のことを早急に考えておかなければならない。
さて、ポストから年賀状を取り出した後、底に一枚の紙がへばりついておる。何だろうと思って取り出してみると、郵便物の不在票だ。昨年の暮れに配達に来たようだけど、たまたま僕が不在の時間帯に来たみたいだ。
ああ、ここのことを忘れていた。どうせくだらんカレンダーだ。ここは毎年カレンダーを送ってくる。一度も使用したことがない。かつて提携していた機関だ。僕の所はもう除名になっているのだと思い込んでいるのだけど、現状はどうなっているのか不明だ。いちいち調べるほど意識にも上がらない所だ。前回も年末に来年のカレンダーをいただいて、年が明ける前にそいつはゴミ箱行きになった。カレンダー自体がくだらなすぎるし、正直言うと、見ていて反吐が出るような代物だった。
今年もそんなものを送ってよこしたのなら願い下げだ。不在票の日付は明日までになっている。決定。無視だ。無関係のところのことで手を煩わす贅沢は許されない。
そんなこんなでやっとこさ職場入りする。ここに着くまでにいろんなことがあった。着いてしまうと、あとは予定の作業をやってしまうだけだ。
大整理のいくつかをこなし、換気扇の洗浄を実施。これは換気扇を外せないので、表から届く範囲しかできない。それでも実施すると換気扇の回転がスムーズになる。その他、細々したところをハタキかけし、雑巾で拭く。清掃関係はそれくらいだ。
論文を一つ読み、ブログ並びにサイト原稿を5本ほど書き上げる。書き上げると言ったけど、完成ではない。今後校正していく必要があるが、一応、形になったというだけのことだ。
可動範囲内で可能な体操をする。今年は体を回復し、鍛えるということも目標の一つだ。この目標は昨年の12月から立てていたものだが、なかなか十分に実現できなかった。これからは職場にいる間にやってしまうことにする。体操とリハビリ運動、ならびにストレッチと軽い筋トレをする。30分くらいでできる。一日のどこかでこなしていくことにしよう。
あと、音読をする。常に声を出す。声も鍛え、練習することができる。ただし、今日は最悪の出来だ。風邪の名残で鼻は詰まるわ、喉はしんどくて声も十分に出ないわで、まともに読めない。滑舌も悪く、言葉が不明瞭なのが自分でもよく分かる。今日は、と言うか、もうしばらくは仕方がない。風邪から完全復活するまでは大目に見よう。
以上が今日の職場での予定作業だ。ここまでやって、職場を後にする。あと一つ、用紙をコピーするという予定もあったが、それは帰途にて実行する。
元日から二日間寝込んでしまった。この二日分をまずは取り戻さないといけない。無理は禁物であるけれど、それほどのんびりもしていられない。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)