1月3日:できることは何でも

1月3日(水):できることは何でも

 今日も高槻に行く。10時頃家を出る

 まず、コンビニでタバコを買い、一本吸う。最後にすったのが昨夜の7時頃だったので、15時間ぶりのタバコだ。昨夜、買いに出ようかと思ったけど、寒い上に、億劫な気分になっていたので、朝まで待つことにしたのだった。15時間の禁煙でも、最初の一本目はけっこうガツンとくる。

 11時頃、高槻の駅に到着。

 駅にて二本目のタバコを吸う。その喫煙室に三人くらいの男性が入ってくる。彼らの声に聞き覚えがあるのだけど、誰だったかなと考える。そうだ、昔、僕が行ってた飲み屋の常連だった人たちだ。僕は彼らと親しくしていなかったけど、良かった。つかまったら、また、飲みに誘われたりしていただろう。

 さて、職場に入る。

 特に何をする予定もない。論文をいくつか読み、サイトの原稿を書く。

他に文学系の本も読む。ちょうどバルベーの『魔性の女たち』を読み終えて、同じ幻想文学シリーズの『ミイラ物語』(ゴーチエ)に着手する。あと、ミステリ系の中編小説も一本読んだ。もちろんトルストイも一日分読んだ。

今日は比較的よく読めた方だ。昨日はけっこう目がやられてきつかったけど、今日は好調だった。

 あと、明日が仕事始めなので、その準備だけをしておく。

 今日は寒かった。いつもより寒い。

 部屋に一人のときは暖房をつけない。お客さんが来る時だけ暖房をつける。そうして寒さに強くなりたいと思っている。でも、今日はダメだ。寒くて堪らない。僕一人しかいないのに暖房をつけるという掟破りをやってしまう。

 部屋が温もると生き返る。冷たい水しか出ない洗い場での水仕事も苦じゃなくなる。明日に備えて、湯飲み類をしっかり洗っておく。

 これだけ寒いと膝具合も悪くなるものだ。でも、今日は痛み止めの助けにはならなかった。朝も出る時に、薬を飲んでおいた方がいいかなと思ったが、高槻に着くまで様子を見ようと決めたのだった。結果、なんとか飲まなくてもいけそうな気がしたので、服用せずに済む。

 帰宅後は、サイト関係の作業をする。原稿を公開したりするのではなくて、キーワード対策とか、そういう裏方の作業をする。これまであまりしてこなかった部分だ。

 昨年が何かと浮き沈みが多かったので、今年はなんとかその流れを変えて生きたいと考えている。ともかく、去年よりもましな一年に、去年よりもましな僕にならないといけない。そのためにできることはとにかくやる。結果が出なくてもやってみる。

 とは言え、あまり根詰めてやってももたない。続けなければならない。短距離走のような仕事では無理だ。長距離走のように仕事をしないと。長距離を走るコツは、全力を出さなくてもいいけど、決して止まらないことだ。一日一日の作業は少量であっても、決して休まないことである。

 少量ずつやっていって、もし、新たにできることが見つかれば、それを新たに始めるだけの余裕を持つくらいの方がいい。

 反論もあるかと思うけど、僕にはそういう仕事の仕方が適しているようだ。これを終わらせて次に、という風にはいかず、これをしながらも、新たに試してみたいことはやってみるというやり方だ。そういう仕事の仕方をするには、できることやできそうなことは、とにかく着手してみるという心構えが必要である。後のことは考えず、先に着手して、それから後のことを考えるくらいがいいのだ。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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