1月29日:写真を見せ合う夢

1月29日(月):写真を見せ合う夢

(夢)「写真を見せ合う夢」

 仕事の現場。ほとんど終了している。僕は荷物を運ぶように指示を受け、指示通りに運ぶ。やがてもう上がっていいよと言われたので、皆には悪いけど先に引き上げることにした。その時、父が現れ、少し会話する。

 その後、僕は教室のような場所にいた。一日の終わりのホームルームの感じだった。と言っても、けっこうフランクな感じで、意見を言う人もあれば言わない人もあり、さらには自由に動き回ったりしている人もいた。僕はそこで着替えていた。

 僕が着替えていると、隣の女性も服を着ているところだった。彼女といつしか言葉を交わすようになった。若い頃の写真を見せ合いっこしようと、彼女の方から言ってきた。僕は承諾した。お互いに写真を取ってくるから、後で待ち合わせをしようということになった。

 僕は部屋に入る。旅館の部屋のようだったけど、そこに自分の所持品なんかがあるということになっていた。僕はアルバムを引っ張り出し、自分の写真を探す。なかなか自分の写っている写真がなかった。二冊目のアルバムで、ようやく自分の写っている写真が見つかり始める。僕は何枚か適当に抜き出す。

 待ち合わせ場所に行く。彼女も来る。

 彼女は写真を一枚だけ持ってきて、それを僕に見せる。7,8人の女の子が写っている写真で、彼女は少し奥の方にいて、しかも手前の人の陰になって、顔が半分しか見えていなかった。彼女は昔も今もあまり変わっていないなと僕は思った。

 続いて、僕の写真を彼女に渡す。彼女は「あまりカッコよくないね」と、半ば冗談のように言った。彼女と仲良くしているのが嬉しくて、何を言われても気にならなかった。

僕は一緒に写真を見て、これはどの時の写真で、これは何をしている時の写真でと、一枚一枚説明していく。どういうわけか、文化祭の演劇で、役に扮装した写真が多かった。

(連想と感想)

 細かい場面の多い夢だった。上記の他にもいくつかの場面があったのだけど、曖昧にしか覚えていない。

 仕事の終了の雰囲気、並びにホームルームの時間。一つの区切りがつくところ。オンとオフの境目といった印象が残る。

 隣の女性。大学時代の知人と感じが似ている女性だったが、未知の女性だ。

 若い頃の写真を見せ合う。これは現実に僕はやったことがある。飲み仲間どうしで若い頃の写真を持ってきて、今とどれだけ違うか、みんなで笑いあって酒を飲もうという趣旨だ。要するに、若い頃の姿を酒の肴にしようということで、なかなか面白かった。

 自分の写っている写真がない。これは現実にそうだ。実際、18歳以後の写真が極端に少ない。滅多に写真を撮られることがないためだ。

 彼女の写真は人の陰になってよく見えない。あまり表に出ないという感じがした。控え目で、恥ずかしがりのようなところが彼女にはあったように思う。

 僕の写真は演劇で役に扮したものが多かった。扮したと言っても、衣装だけのことで、さまざまな衣装を着た僕が写っていた。もちろん、これは現実ではない。常日頃から写真に写る自分は自然な自分ではないと考えているので、ここでもそれが反映されているのかもしれない。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

 

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