1月27日:雪の外回り 

1月27日(金):雪の外回り 

 

 ああ、今日も雪だ。外回りをする日には最悪の天気だ。 

 

 朝から外出する。工場に来月のシフト表を提出しないといけない。一昨日出しておけばよかったのだけれど、忘れてしまった。27日には提出するように言われていたので、とりあえず今日中に提出すればオーケーだ。 

 工場に向かう。天気が良ければどうってことはないんだけれど、吹雪いている中を歩くのが億劫だ。一応傘はさしているもののほとんど無意味だ。前から雪が吹き付けてくる。胴体に雪が積もっていく。この状態で工場へ入るべきかどうかで悩む。 

 自分に雪が積もっておるので、本当は工場の方に提出しないといけないんだけれど、事務所の方へ持っていくことにした。入口のところで雪を払い、事務所に入る。 

 事情を説明してシフト表を工場長へ渡していただけないか説明する。事務員さんは快く承諾してくれた。ありがたい。 

 用が済んだらさっさと出ればいいものを、そこで女事務員さんと少しばかりお喋りする。あまり意味のないお喋りなんだけれど、要するに、僕の方が暖を取りたかったのだ。寒い屋外から来て、すぐにまた屋外に出るのが辛かったというのが本音である。 

 でも、そこでバイトの人が一人辞めたことを知った。一度もお会いしたことのない人だけれど、続けていればいつかお会いする機会もあったかもしれないのに、残念な気持ちにもなる。一体、どんな人だったんだろうと思ったりする一方で、一人抜けたのなら来月はシフトが増えそうだといった期待も高めているのだから、我ながら矛盾している。 

 

 覚悟を決めて屋外へ出る。再び駅に向かう。ポケットのケータイが鳴る。サイト業者からだと目星をつける。ポケットから手を出すのがイヤだという理由で電話には出ない。 

 途中、コンビニがある。いつも工場へ行く時の喫煙ポイントである。電話を見ると、案の定IT屋からだった。そこでタバコを一服しながらこちらから電話をかける。打ち合わせは今日の3時からだという通知だった。 

 打ち合わせが3時からなら、2時には職場についていなければならない。こちらも準備するものがあるからだ。時刻は12時を回っている。少し急がなければ。 

 

 電車に乗る。屋外は寒かったので、暖かい電車の中でつい居眠りしてしまう。本でも読もうと思っていたのに、つい睡魔に襲われてしまう。不思議なことに乗り過ごすということはなかった。高槻の手前でパチッと目が覚めた。気が張っているのだろうか。 

 高槻に到着して、とにかく銀行を二軒回る。それだけは今日中にやっておきたかった。その後、職場入り。まあまあギリギリだった。 

 パソコンをオンにして、ネットに接続し、必要なページを準備し、打ち合わせに臨む。 

 ズームを使うというのに不安がある。僕のパソコンのせいだと思うが、あまり上手くできないのである。今日も最初のうちは音声が切れ切れになるといったトラブルが発生した。こんなものを使う業者に内心怒りが込み上げる。 

 彼らは不具合の原因を調べるなどと言う。僕から言わせればそんなもんどうでもいいこっちゃ。それよりも、修正してみたので一度試してください、不具合が続くようでしたらまた電話してください、で済む話でもあるように思うのだが。 

 結局、彼らも不具合を確認しただけである。原因もへったくれも、そもそもの最初から発生している問題だったのだ。作ったやつが間違えているとしか僕には思えないのだが。 

 

 4時。やっと昼食だ。今日はもう散々である。サイト作業はしばらく中止して、ブログや原稿を書くことに専念しようと思う。その思いで今日のブログも書いて残している。 

 

寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー 

 

 

 

 

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