1月20日(月):5月までに
一昨日の水割り二杯を別にすれば、断酒は継続している。あれは飲酒よりも、Y君に少しでも返済させようという意図もあった。あそこでY君と会わなければ(と言うよりも向こうから来て、職場の前辺りに居たのであり、僕は彼と会う意図なんてなかったのだけれど)、まっすぐ帰宅して、その日予定していた作業をこなしていただろう。
酒など飲みたいとも思わない。昨日も今日も飲酒欲求に襲われることなく過ごしている。一昨日の酒で振り出しに戻ってしまうかと危惧していたけれど、そんな気配はまるでない。仕事を終えると、酒に手を出すことなく、普通に帰宅している。寄り道するとしても喫茶店で書き物をするくらいだ。飲み屋には入らない。
去年一年間、少し頑張って負債を減らした。ローンやリース、あるいは一年間の契約といった類のものを4件終わらせた。今年はもう2~3件終える計画だ。それにしても4件も終えると、月々の出費がかなり少なくなる。特に高額の2件が終わったのはすごく助かっている。
経費に少し余裕が出てきたので、ここいらで宣伝や広告を広く出そうかと考えていた。僕の計算では、それが来年にできるだろうということだ。でも、先日、いい宣伝口を紹介してもらって、それに心が動いている。来年ならそれができるのだけれど、今年それを始めると少しキツイ。でも、そういう話は来年には来ないかもしれない。そう思うと、無理をしてでも今年から始めてみようかとも思う。悩む。でも、気持ちは今年から始める方向に傾いている。
その宣伝は、始めるとすれば、5月からになる。今から3か月と少し、ほぼ100日というところだ。一つの目標地点が浮かんだ。5月までに生活を改め、自己を向上していこうと。どこまで改善できるか、どこまで向上できるか、まったく未知数だけれど、100日後には今とはもっと違った自分になってみせる。今の所、はっきりしているのは断酒だけだ。それ以外の事柄に関してはこれから具体案を練っていく予定だ。
僕もまた、他の多くの人と同じように、ネットで書き込まれている人間だ。もういちいち確認はしない。恐らく書き手は増えているだろうし、懲りずに書き込み続けていることだろう。僕の知らないところで僕のことをゴチャゴチャと取り沙汰されるのは非常に気持ちが悪い。できれば放っておいてもらいたいのだが、書き手に書き込みを禁止する権利も僕にはない。
一つだけ良かったと思えることは、僕が書き込む側の人間にならなかったということだけだ。書き込むより書き込まれる側の方がまだましだ。そして、書き手が正しいのか僕が正しいのか、今の僕は生涯をかけてでもそれを証明してみせたくなっている。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)
(付記)
そうだ、広告をこの年に出したのだ。結局、この広告は何の効果もなかった。今はそういうものだ。広告を出したところで見向きもされない。スマフォの中しか見えない人たちばかりなのだ。そうなるのも当然のことだ。
(平成28年12月)