1月19日(金):被災母子
深夜勤務明け。というより、昨日のことから書いた方がいいな。なんだか一続きの一日といった感じもある。
一昨日から昨日の朝にかけて、いつものように深夜勤務をこなす。昨日の朝は少しいつもより違って、朝の5時に勤務終了だった。通常なら6時である。なぜそうなったのかは分からないんだけれど、雇用者側の調整なんかがあるのだろう。
それで5時に勤務終了して、パンを一個食べてから高槻に出た。6時半頃には高槻に到着していた。職場入りするには時間が早いんだけれど、まあいいや、職場に入る。ゴミを捨て。一つ支払いを済ませる。この支払いが気がかりだった。
それから室内の整理整頓、清掃なんかをして過ごす。8時ころに一度外出する。必要なものを買い揃えておく。それから少し一服したが、後は18時までひたすら本を読んで過ごす。
分裂病に関する論文、少し長めの論文を二つ読み、あとは小説だ。短編小説を6篇ほど読んだ。間に昼食時間を挟んだものの、8時間ほど読んで、勉強して、過ごした。
それから帰宅。19時ころだ。急いで夕食を採り、布団に潜り込む。24時には起きないといけない。20時ころに寝るが、22時ころに目覚めてしまう。これではいけないと思いつつ、もう一度眠りに就く。途中覚醒を挟んだが、4時間弱寝たことになる。
起きて準備して出勤。けっこうバタバタだ。15分で入浴を済ませなければならなかった。足の痛みは持続しているが、今日は鎮痛剤無しで試してみようと思った。結果、痛むけれど、なんとかこなせた。鎮痛剤無しの一日はすごく久しぶりという気がしないでもない。
深夜勤務はセブンの方だ。この店に関しては何も言う気にならない。仕事は嫌いではないけれど、この店ならびにこの店の面々が嫌いだ。ワンオペなのが幸いしている。
朝6時に勤務終了。それから帰宅。売り場の模様をラインで送るのを忘れていた。写真は勤務中に撮っておいたので、おそくなったけれどラインで送信した。
そういえば、ここ数日ラインを開いてなかった。けっこうな量の「未読」が溜まっていた。僕は二つのグループに入っていることになるんだけれど、もっと多くのグループに所属している人はたいへんだろうなと思った。ラインを開いて読むだけで一日が終わるんじゃないか。
写真を送信した後、ここ数日のラインに目を通した。あれこれ思うところもある。そういうものこそブログに書き残しておくべきなんだけれど、どうも今日は書く気がしない。
テレビは震災のことばかりだ。まあ、それもしょうがないんだろう。
被災した子供のことをやっていたな。かれら子供たちが「津波ごっこ」をして遊んでいるんだな。専門家が登場して、子供にはこういうことが生じるということを言っていた。子供は体験を言語化できないからだということ。でも、それをすることでストレスを乗り切ろうとしているとのことだった。
でも、そんなこといちいち専門家が出てきて言わんでもええこっちゃ。『禁じられた遊び』で僕たちはそのことを知っているのだから。もっとも、昨今の人は『禁じられた遊び』を知らないかもしれないけれど。
その後(か前だったか)で、その子たちの母親が登場した。母親は、子供にいろんな情報に曝してもいいのだろうか、それともシャットアウトすべきなのだろうか、とお悩みであった。こんなの簡単である。
もし、子供が母親(あるいは家族、その生活環境において)と一緒にいて、過度な不安に怯えるようであれば、その他の情報はシャットアウトした方がいい。逆に、子供が母親といて安心できているようであれば、少々の情報にさらされても大丈夫である。この子は母親に守られているという安心感があるので、外部の情報に動揺することは少ないだろうし、仮に動揺することがあっても、安心基地としての母親が機能している限り大丈夫である。
子供が過度の不安に怯える、というのは、例えば、夜驚、悪夢、不眠といった現象であったり、甘えたり依存的になったり何かと退行的になっているとか、食欲不振あるいは過食、嘔吐、下痢・便秘であるとか、身体各部の痛みを訴えるとか、そうした身体面や行動面での不調である。そういうものが多くみられるのであれば、その子は母親と一緒でも不安に見舞われているということなので、外部の情報とか刺激というものは制限した方がいいだろうということである。
自然災害などがあると、すぐ心のケアだとか言うのであるが、一般の人の心に関する知識はあまり進化していないようである。
テレビなんか見ているとますますこの世がいやになる。
その後、僕は布団に潜り込んで、このブログを書いている。時刻は10時半。ちびちびと買い置きのウイスキーを啜りながら、今日のブログを書いている。いや、今日はまだ始まったばかりなんだけれど、今日のブログを今日の午前中に書いておく。この後、グッスリ眠って、今晩の深夜勤務に備えるつもりだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)