1月13日:どうでもええこっちゃ 

1月13日(土):どうでもええこっちゃ 

 

 昨晩はせっかくのフリーだったのに、誰にも会わず、一人で過ごした。もったいないような、それでいて、それでいいような、複雑な気持ちだ。せっかくだから気心の知れた人たちと過ごしてもよかったのにと思うのだけれど、一方では人付き合いももういいかなみたいな気持ちになっている。 

 現時点では次のフリーは未定だ。また機会があるだろうし、友人たちとも縁があればまたその辺で会うだろう。気にせずいこう。 

 

 能登半島の地震のニュースはいつも耳に入ってくる。案の定というか、デマとかフェイク情報も流れているらしい。 

 なぜフェイク情報など流すのだろう。あんなの面白いのだろうか、などと僕は思っていたのだけれど、なるほどそういうことだったのか。閲覧数が増えるほどお金が入ってくるというシステムだったのだ。だから金儲けのためにデマやフェイクをこしらえては流す輩がおるんだな。 

 いつだったか、飲み友達がユーチューブ始めたとか言っていたな。なかなか閲覧者数が伸びないと悩んでいた友達の姿を思い出す。でも、そんなものだ。僕のHPも一日10人も閲覧者がいればいい方で、別にそれ以上のものを僕は求めない。 

 彼のユーチューブがどれだけの人に閲覧されているのかは知らないけれど、まあ、知人とか近所の人なんかが見てくれているのだろうと思う。ユーチューブなんてその程度でいいものだと僕は思う。 

 本当にユーチューブで稼いでいる人たち、いわゆるユーチューバーとされる人たちは、それこそ一日24時間そればかりをやっているような連中だと僕は思う。つまり、それくらいやらなければ閲覧者数なんて伸びないものだと思う。実際、彼らはそれくらいユーチューブをやっているようである。 

 要はよほどのヒマがなければユーチューバーなんかにはなれないということなのだ。僕の飲み友達のように昼間は仕事をして、夜は呑みに行って、その合間にユーチューブをやってますなんて手合いはその程度にものにしかならないものだ。それで、僕は彼くらいなのがちょうどいいんじゃないかと思っているわけだ。ユーチューブなんてそんな真剣にやらなくてもいいものだ。 

 ここまで言っていいかどうか、まあ、ユーチューバーなんて社会不適合者でないとできないということなのだ。社会適応している人がやっても、僕の友人がやってる程度で終わるものだろうと思う。そこで金儲けをしようなどと考えない方がいいと僕は思う。 

 

 ずいぶんと脱線したな。被災情報を捏造して、フェイクやデマを流して、それで閲覧数を伸ばすというのは、よほど非社会的な人間でないとできないものだと思う。それで金儲けのできる人間になるよりかは、僕や友人のように閲覧者が10人超えたら喜ぶくらいの方がよほど健全だという気がする。ユーチューバーなんかどうでもええわ。 

 

 健全と言えば、お笑い界も健全とはほど遠い世界のようだ。 

 ダウンタウンの松本人志が休業するという。いつだったかそれがスポーツニュースの一面を飾ったけれど、マジかいなと僕は思った。つまり、こんな芸能ニュースが新聞の一面を飾ることに呆れたのだ。 

 発端は週刊文春らしい。9年ほど前に、松本人志ら芸人たちと一緒に飲んだ女性がそこで性被害を受けたと告発したのだ。松本は事実無根であるとし、裁判を起こすことを決意する。その際に、裁判が始まると芸能活動ができなくなるということで、しばらく休業することを宣言したということらしい。 

 個人的にはこの裁判がどう決着するのか興味があるところではある。松本が正しければ、この女性は妄想的な人である可能性もある。女性が正しければ、松本をはじめとする芸人のモラルに問題があることになる。どちらが明確になっても僕としては興味津々であることに変わりはない。 

 しかしながら、これは事実であるようだ。そういう飲み会をセッティングするために若手というか後輩芸人たちが駆り出されたということは。後輩芸人に女性を斡旋させたというのは実際にあったことのようである。どんな感じなんだろうか。松本が飲みに行くぞとか言って、後輩に連絡して、女性を連れてくるように命じるんだろうか。後輩としては、お世話になっているからとか、あるいは、逆らうわけにはいかないからとか、ここで言うことを聞いていれば後々おいしいことがあるとか、さまざまな思惑が働くのだろう。彼らは、どういう手段によってかは知らないけれど、女性に声をかけ、呼びかけ、女性を集めるようだ。 

 僕にはどうでもいい話なんだけれど、こういうのを耳にすると、そりゃ後輩芸人や若手芸人が世に出ないはずだと納得させられる。先輩芸人、それも大物芸人の世話を焼かなければならないんだから。まあ、芸人で集まって飲み会やるから幹事やってくれへんか、とかいうのだったらまだ分かるのだけれど、女連れてこいの指示に従わなければならないなんてね。しかも、きっとだけれど、急にそんな指示が飛んでくるんだろうな。そんなことをするヒマがあるんだったら、芸を磨けとか、ネタ作りに励めとか、そう言ってくれる先輩の方が後輩にとってもよっぽどありがたいことだろう。 

 僕はダウンタウンが面白いとは思ったことがない。年末にやっていた「笑ってはいけない」というのも、大部分は刺客たちが面白いのだ。それに、ダウンタウンが面白くないのか、共演の芸人たちが面白くないのか、その辺りも定かではない。 

 僕が記憶しているところでは、若いころのダウンタウンは上下関係にひどく噛みついていたところがあった。先輩であってもため口で話したりするし、大物の前でもかしこまったりしないところがあった。でも、彼らが上に立つと、上下関係を厳しく強いるんだから、どないなってんねんと言いたいところだ。あれだけ否定してきた上下関係を強いて、後輩をビシバシとひっぱ叩いてやってるんだからね。彼らをひっぱ叩きたかった先輩たちもきっと多かっただろう。 

 ダウンタウンは人気がすごかったのは確かだけれど、お笑い界の衰退にかなり貢献したのではないかとも僕には思えてくる。まあ、僕の個人的見解なので、気に入らない人は無視していただいてけっこうである。 

 お笑い界も芸能界も、僕にはどうでもいいこっちゃ。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

 

 

 

 

 

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