5月21日(金):心に刻んでおくこと
今日は午前中は家のことをする。高槻の職場からモノを減らすということをやっているけれど、家に持って帰ったものも数多くある。それらはそれらで整理しておかなくてはならない。そういうものを少しこなしてから高槻へ出る。
その後は予定していたことはすべてこなす。残りの時間はひたすらこのサイトのことやって過ごす。
このサイトはまとまりもなく、未完成の原稿ばかりであるが、そんなこと今はどうでもよくなっている。このサイトは、僕の歴史を残せる唯一の場所だ。また、数は多くないものの、他の人たちが僕を知ってくれる唯一の場所でもある。どちらかと言えば前者の意味で、このサイトを大事にしようという気持ちが強まっている。
どのページもとりとめもなく綴っているけれど、これもまた僕だ。僕をそのまま残しておいてもいいではないかとも思う。まあ、それでも多少は読む人の便宜もはかっておかないといけないだろうけれど。
僕は僕の人生の残り少なさを実感する。僕は長生きはできないだろうと信じている。それならそれでもいいとさえ思っている。一方で長生きしたい気持ちもある。まだまだやり残していることがいっぱいあるとも感じられている。いずれにしても、いつかは終わりがくるのだから、生きているうちに精一杯のことをやっておこう。
毎日目にする光景もいつか見れなくなる。好きな音楽もいつか聞けなくなる。これが最後になるかもしれないという思いを持って、どんなものもしっかり心に刻んでおきたいと思う。
若いころから厭世観のあった僕だけれど、年を重ねると多少の変化もある。厭世観はそのままでも、生きていることに対する姿勢とかも変わってくる。上記のようなことは、若いころはあまり考えていなかったかもしれない。それだけ時間に余裕があったのかもしれない。今は、時間的な余裕は限られているから、少しの時間も無駄にはしたくない。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)