3月25日:コロナ対策ファースト

3月25日(木):コロナ対策ファースト

 

 夕べから足に激痛が。膝周辺の痛みと違和感、それに関連して足首周辺にも激しい痛みがある。先日のウォーキングの影響もあるだろうけれど、一部はツーのやつかもしれない。いずれにしても、今日は朝から歩行困難となった。

 家から駅に向かうだけでも、平素ならなんでもない距離なんだけれど、ものすごく遠く感じられ、且つ、時間と体力をいつも以上に消耗する。

 職場に着いたら、最低限の予定だけこなして、それ以外は動かないと決めた。無理なんぞしてもなんらの報いもありゃしないからだ。

 

 今日は聖火リレーがスタートしたそうだ。やっぱりオリンピックやるんだ。

 僕は今のオリンピックは好きになれないので、廃止してもいいとさえ思っている。もちろん、オリンピックを楽しみにしているという人は、それはそれで構わないし、僕とは違った価値観をお持ちの方だと僕は思うだけである。

 オリンピック、やるんならやるできっちりコロナ対策をすればよかったのである。コロナ対策をきちんとやっていれば、オリンピック開催に反対する人も少なかっただろう。コロナ対策を疎かにして、オリンピックだけは完全な形で開催するなんて、虫が良すぎるというものだ。オリンピックはコロナ封じ込みが前提であるはずである。

 昨年、一年延期が決まった時点で、検査を拡充して、専門外来を作って、無症状者の隔離場所も確保して、そういうことをきちんとしていれば、第3波も生まれなかったかもしれないし、もっと穏やかな波になっていたかもしれない。

 ワクチンだって、今頃は国民の大半が接種済みくらいでないと、夏の開催には間に合わないし、外国の選手も安心できないだろう。今回のオリンピックの成否は、コロナ対策にかかっていたのだ。コロナ対策の失敗はそのままオリンピックの失敗になるものだと、僕は考えている。ゴートゥーなんかやってる場合ではなかったのだ。アスリートファーストなんて言っていたけれど、本当はコロナ対策ファーストだったのだ。

 まあ、僕はオリンピック反対派なので、別に構わないのだけれど、政府はオリンピックを完全な形でやると言っておきながら、そこに真剣味が感じられないのだ。

 観戦に来れない外国の方々も不幸だけれど、出場する選手たちも不幸である。ボランティアや聖火ランナー、被災地の人たち、さらにはスポンサー企業などなど、このオリンピックで誰が幸せになるのかね。

 オリンピック、もはや悪夢でしかない。

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)

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