1月12日:漫然と過ごす 

1月12日(金):漫然と過ごす 

 

 今日も深夜勤務明け。深夜勤務は13連勤となった。今晩はフリーだ。次のフリーは現時点では未定である。明日から来週いっぱいはすべてシフトが入っている。 

 まあ、いい。今日のフリーも無くてもよいくらいだ。仕事をしている方がいい。こうして体を動かして仕事をするのも人生最後だと思う。休む方が勿体なく思えてくる。 

 

 今日の深夜勤務はセブンの方だ。昨晩の深夜勤務者のやり残し、今晩の僕の前の時間帯の人たちのミスなど、従来の作業に余計な作業が加わり、いささかキレそうになった。正直、4時ころまでは作業が遅れていた。 

 幸いだったのは客が少なかったことだ。それで5時ころには作業が通常ペースのところまで追いついた形になった。おかげで定時に上がることもできた。 

 

 深夜勤務後は直接高槻に出る。駅へと直行し、電車に飛び乗る。タイミングも悪くなかったのだ。それで7時前には高槻に到着していた。ほんの1時間たらず前まではコンビニで仕事していたのがなんだかウソのように思えた。 

 いつもならここで朝食でも取るところなんだけれど、今日は中止。スーパーに寄って、適当に買い物をする。外食して時間を潰すよりも、さっさと職場入りしたかった。とかく気持ちが焦っていた。 

 職場入りするやすぐにパソコンをセッティングする。ネットにも接続する。最初にデータを参照する。しばらく怠っていたのでどうなっているか気になっていた。一応、毎日少数の閲覧者がある。それはそれで良しだ。 

 続いてサイトの原稿を開く。今日は公開作業をしようと決めていたのだ。ところが、原稿を読んでみると、至る所で言葉足らずだったり、まとまりがなかったり、削除した方が良さそうな箇所が見つかったりと、とかく不備な点が目についた。今日は公開を見送り、それらを修正することに決めた。 

 もっとも、公開を急いでいるのは僕だけで、閲覧してくれる人たちも何か新しいページを期待しているわけでもないだろうと、僕は勝手にそう決め込んでいる。ならばゆっくり修正して、これなら公開できるという程度までまとまってから公開していこう。 

 

 そういうわけで今日は原稿の修正から始めた。液晶画面とにらめっこしていると、たまらなく睡魔に襲われる。もうダメだと思い、少しだけ眠る。ほんの仮眠程度の予定ががっつり2時間ほど寝てしまった。起きた時には朝10時近かった。 

 朝の10時は、今の僕の感覚では、かなり遅い時間だ。生活時間がズレているためか、そう感じてしまう。以前なら始業の時間だったのに。 

 起きてからはダラダラと本を読んで過ごす。あちこちの本から拾い読みみたいなことをする。こういう読み方が一番良くないと思いつつも、なぜかやってしまう。僕の中で落ち着きがなくなっているのだ。つまり、一冊の本に留まることができないのだ。そして、やはり焦燥感からか、次々に本に手を伸ばしてしまう。 

 

 そのまま漫然と職場に留まるあれこれやった割には、「今日はこれをやった」といった手応えや達成感に欠ける。自分の中で焦点が定まっていない感じだ。それで行動が定まらなくなっているのだろう。こういう状態は良くない。良くないとは思うものの、それを自分でどうこうするということもままならない。自分がもどかしく思えてくる。 

 まあ、しょうがない。今日は今日であれこれとこなした一日だ。今日という一日が僕の中で何らかの痕跡を残したものがあるだろうか。ただ過ぎ去っただけの一日だったろうか。いつか結果が出るだろう。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

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