12月31日:さいなら2023年 

12月31日(日):さいなら2023年 

 

 2023年も今日でおしまい。一年の締めくくりをしておくか。 

 

 今年はとかく生活上の変化が著しかった。 

 昨年から始めたバイトでも変化が大きかった。5月までは工場とコンビニと掛け持ちでバイトしていた。本業の方は朝から夕方までの時間帯でやっていた。 

 まさか工場の方が契約を切られるとは思ってなかった。ようやく仕事ができるようになってきた矢先に解雇だ。しかし、あの会社はけっこうしっかりした会社で、僕は生まれてはじめて有給休暇というものを取得した。働かずしてお金をもらうなんて気が引けるのだけれど、この際、貰っておくことにした。 

 それで5月の連休明けからもう一つコンビニでバイトを始めた。工場の代わりとしてだ。僕の近所で深夜に働こうとするとコンビいくらいしかないのである。以後、毎日のように深夜勤務をやるようになった。本業の方は昼から夜までの営業にした。 

 コンビニのいいところは盆も正月も関係ないってとこだ。工場の方はそれがあった。だから盆と正月、連休などのある月は収入が減るのが難点であったが、その苦悩からは解放された。おかげで収入の方は安定してきた。 

 コロナ禍のマイナスも徐々に取り返しつつある。12月現在でほぼ追いついた観がある。あとは月々の固定の支払いをしていけばいいので、なんとかやっていけそうな見通しがついている。 

 

 先述のとおり、5月から仕事が変わり、僕の生活習慣も変えていかなくてはならなくなった。同じコンビニと言っても、ローソンはローソンで独自のルールを持っているので、それに馴染む必要もあった。3か月ほどでそれをやろうと決めた。つまり、8月までは本業が二の次になってもいいから、新生活に慣れていこうと決めたわけだ。 

 本業の方はというと、もっぱらサイト復旧作業をやった感じである。上記のように8月までは後回しにしてきたところがある。 

 8月以降、徐々に本業の方も回復しつつある。月に一人クライアントを獲得するという目標を立てているが、概ねそれに成功している。ただし、お断りした人も含まれるのであるが。 

 コンスタントに来てくれるクライアントが10人に達したら、コンビニの方は日数を減らそうと思っている。今のところ、その数に達していないので、来年の目標になるだろう。 

 10人というと少ないというイメージを持たれるかもしれないが、けっこうそうでもないのである。僕は個人的には一度に抱えることのできるクライアント数は30人が限界であると思っている。僕の実体験ではそうだ。30人のクライアントが継続すれば、僕の方はかなり手一杯になる。副業も続けるのであれば、10人くらいが限度ではないかと思うのだ。ともかく、クライアント10人を目標にして今は続けよう。 

 

 バイトの時間が増えた分、他のことができなくなった。 

 まず、毎晩のように仕事に行くので、夜の付き合いがまったくといっていいほどなくなった。飲み友達ともほとんど会わなくなっている。ますます人と接することがなくなるのではないかと危惧していたが、そうでもなかった。ローソンの方で人間関係が広がったおかげである。何もマイナスなところはない。 

 また、会う機会が減少したおかげで、たまに彼らと会う時は密度の濃い時間を過ごすようになった気がする。たまの機会に思う存分楽しむようになっている。彼らとの関係も断つつもりはなく、細々と続けばいいかなと思う。 

 趣味に関しては、映画はまったく観なくなった。それだけの時間がなくなったからだ。代わりに音楽はよく聴くようになっているし、徐々に本も読むようになっている。 

 生活が変わると、それに慣れるまではあまり趣味に没頭できなかった。それに慣れて、少し余裕が出てくると、本も読めるようになったという感じである。 

 読むのは、専門書もそうだけれど、読み捨て企画をやっている。処分する予定の本を、処分する前に一読しておくという計画だ。そして、読んだ本はできるだけブログに挙げていくことにしている。最後の一読計画は概ね成功しているものの、ブログの方は追いついていない感じである。 

 本もいつまでも手元に置いておくことができない。手元に置ける本も限界がある。手放す本も僕の人生に彩を添えてくれたものであり、僕の人生に付き添ってくれたものである。別れを惜しんで最後に一読して、潔くお別れしていこう。 

 とは言え、手放す本というのは、買ったままで読んでいなかったり、途中で挫折したりしたものが多いので、最後の一読というよりも、最初の一読といった方が的確かもしれない。  

 音楽はジャズ熱が復活している。近頃はジャズばかり聴いている。某古書店にて中古CDが大量に売り出されていたのだけれど、売った人がけっこう僕と好みが似ているようで、今年はそこで大量にCDを買ってしまった。一枚300円でたたき売りされていたのでそれほどの出費ではなかった。いささか聴く方がおいついていない感じである。 

 振り返ると、最後にCDを買ったのは昨年の10月だった。廉価版の洋楽を2枚買ったのが最後だった。ほぼ一年ぶりくらいにCDを買ったわけで、なんていうのか、懐かしい感覚があった。今年はいささか買い過ぎたものの、たまには新たに買うのもいいなと思っている。 

 

 さて、一年を振り返るといっても、大して振り返る材料もない感じだな。キツイ一年だったが、来年もそれが続いてくれたらいい。そのうちいいこともあるだろう。 

 なにはさておき、2023年もさいならだ。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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