11月5日(日):疲労に襲われながら
昨夜から今朝にかけてローソンでの深夜勤務。非常に疲れていたけれど、それなりに落ち着いて仕事はできた。ただ、22時から2時までワンオペだ。
今日はその日だったか。なんとか一人でこなすも、途中、催してきてしまった。つまりトイレに行きたくなったのである。客足が途切れるのを見定めていたけれど、ダメだった。買い物を済ませて、すぐに出てくれればいいものを、ダラダラと店内に残ってお喋りしたりする客には本当にキレそうになった。その客が出て、「今だ!」と思ったら、入れ違いに新たな客が入ってくる。もうガマンでできんとなると、客がいようとお構いなしだ。僕はトイレに駆け込む。幸い、文句を言う客もいなかった。
大体、深夜にワンオペは許せるけれど、深夜に至るまでの時間帯は二人体制にしてほしいものだ。シフトの組み方がおかしいと僕は思ってしまう。
でも、まあ、昨晩のお客さんはみないい人たちばかりだった。揉めることもなく、アタマに来ることもなく、こちらも穏やかに接することができた。見た目はヤンキーそうでも案外素直だったりする。酔っ払い客もチョクチョク見かけたけれど、どちらかと言うと上機嫌な感じの客で、あまり悪い絡まれ方はしなかった。
2時から一人バイトが来る。高齢のおばさんだ。あまり評判は良くない。仕事が遅いとか時間がかかるとか、そういう噂をチラホラ耳にするが、僕はそうは思わない。その人のできることを任せていけばいいだけのことだ。このおばさんは、やはり慣れておられるのか、洗い物なんかは早い。だからそういう仕事を任せて、その他の作業を自分がするようにすればいいのだ。そうすれば腹が立つこともない。
2時から二人体制だけど、僕は先に休憩を取らせてもらう。休憩時間中にサイトのことを考える。一体、何をどれだけしていく必要があるのか、作業内容をリストにして、優先順位をつけてみた。その最中にバイトのおばさんから呼び出された。ウーバーイーツのトラブルである。
ウーバーの注文が入ったのだけれど、欠品を出していたのだ。僕も以前経験がある。その時は注文キャンセルとなった。今回、代替商品が上がってきたのだ。これをこちらで勝手に商品を代替えしていいのかどうかで迷った。他店舗の詳しいスタッフに尋ねてみた所、お客さんのほうで代替商品を選んでいる可能性が高いので構わないとのことだった。
ウーバーはそういうとこが不親切だ。「ユーザーさんがこの代替商品を承認しています」などと表示を出してくれていればいいのにと思う。いや、いっそのことウーバーなんてやめてもらいたい。
あまり休憩にならない休憩時間を終えると勤務に戻る。このおばさんは自分が役に立っていないと思い込んでいるのか、やたらと力になろうとする。サービス残業をしてでも何かしようとする。コンビニの仕事なんて終わりがないんだから、ある程度できていればそれで良しだ。まあ、多少はおばさんの好きなようにやってもらって、あまり度を越したら注意をしよう。
まあ、そんなこんなで深夜勤務を終える。前半は割と忙しく、後半は遅れを取り戻す感じだ。なんとかこなせばそれでよろしい。
それから職場に直行となる、はずが、電車の中で寝てしまった。せいぜい10分程度なのに、シートに座った途端に、ナルコレプシーのようにカクンと寝てしまったようだ。しかも、運の悪いことに、僕の乗った阪急電車が天下茶屋行きだった。来た電車に飛び乗ったのでそこまで見ていなかったのだ。目が覚めた時には天下茶屋近くまで行っていて、一瞬、何が起きたのか分からなかった。
天下茶屋から引き返す。せっかくここまで来たのだから天下茶屋界隈をブラブラしたいところなんだけれど、今日はその余裕がない。夕方には面接がある。それまでに準備もしておかないといけない。
やっとのことで職場に到着。まずは食事だ。持参のカップ麺を食する。そして、ひと寝いりしたい。2時間ほど余裕がある。一か八かで2時間だけ寝ることにした。床にごろ寝して寝る。寝過ごしてしまわないか、その心配はあったものの、緊張感があるのか、時間になるとパチッと目が覚める。面接の一時間前だ。そこからタバコを一服して、準備に取りかかる。
面接は集中を欠く。他のこと、気がかりなことなどが、アタマを過っていく。クライアントに意識を向けるも、持続しなかったりする。自分でもそれが分かる。こういう時は、クライアントにも申し訳ないことをしている思いがする。これでお金をいただくのも気が引ける。
面接後、一休みする。やはり疲労感が大きい。この一週間は何かとハードだった。明日からは少しばかり時間にも余裕ができる。明日に期待しよう。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)