8月25日(金):今日一日を終えて
ブログを書こう。日々の記録を残しておこう。書くことは現在を永続化することだ。書いて残しておかないと、今日のことは忘却の彼方に追いやられてしまう。
今日は深夜勤務明けだ。今週は今日だけが休みだ。つまり、今週は週6で深夜勤務ということだ。それ自体は苦ではない。その代わり、バイトのない夜はついつい気が抜けてしまう。
昨夜から今朝のバイトはセブンの方だ。終夜バタバタしどおしだった。いつもならしない作業を二つ、さらにはアクシデントが一件あった。前の時間帯にもアクシデントがあったらしく、その時間帯の仕事も残っていた。一応、すべてはこなしたつもりだけれど、何か漏れがあるかもしれない。でも、そんなことはお構いなしだ。やることはやったし、それ以上のことをやったつもりでいる。
一旦帰宅する。そのまま高槻に出るつもりでいたが、さすがに疲れた。少しだけ眠ることにする。
今、仕事とか用事がある場合しか高槻の職場にいない。家の方も忙しいし、僕個人の身辺整理なんかの雑用もある。この一週間は四日ほど高槻に出たことになる。まあまあ多い方だ。
今日は雑用をこなしに高槻に出る。昼前には起きて、すぐに家を出た。昼過ぎくらいに高槻に到着。日中は暑い。職場に着いたら少し一服をしたかったけれど、ここで休むとドツボにはまると思い、到着早々、外歩きを開始する。銀行その他、4件ほど回る。
足が痛む。鎮痛剤を飲もうと思ったら、忘れてしまった。もう一つのカバンに入っているのだ。つい先日、鎮痛剤を購入したところだ。どうしようかと迷ったけれど、もうええわと開き直り、新たに買うことにした。
近所の薬局に行く。僕を見るなり「ロキソニンですね」と薬剤師さんが応じてくれる。すっかり覚えられておる。それはいいとして、僕の前に一人お客さんがいた。高齢の男性だ。一人くらいならすぐだろうと思い、僕はレジカウンターのところで待機している。店員さんが「お掛けになったら」と勧めてくれる。僕は大丈夫ですと答えたのだけれど、椅子に座って待ってもよかった。その高齢男性がけっこう時間を食うのだ。
それとなく見ていた。その高齢男性、どうも3か月分の薬を処方してもらったようだ。薬剤師さんが説明する。「これが90錠、このお薬が180錠、そしてこれが270錠」等々。えらいたくさんの薬を出すなあと、傍で見ながら、僕は思った。どれがどのお薬か、患者さんも把握できているのだろうかと訝る。でも、年を取るとああなるのだろうな。あちこち悪くなって、複数の医療機関にかかり、その都度薬を処方されたりする。一日に何種類もの薬を飲むことになるのだろうな。この高齢男性は3か月の薬代で6000円近く支払っていた。まあまあな大きさの手提げ袋に薬を入れて持ち帰った。
ようやく僕の番だ。「いつもここで買うてます」と言うだけで薬剤師さんの説明が省ける。決まった店で薬は買う方がいい。
薬を買ったら、コンビニに寄って、遅い昼食を買う。バイト後に朝食はとったけれど、昼は起きてすぐに家を出たので昼食がまだだった。時間はほぼ夕方になっていた。
職場で食して、薬を服用。ここでようやくひと息つける。チョイと横になる。なんか、やたらと疲れたな。この後の予定なんかも考える。今日、この後で何ができるか、どれだけのことができるか、あれやこれやと考える。
考えていると眠くなるもの。知らない間に寝てしまったようだ。なんかケッタイな夢を見たように思うのだけれど、定かではない。最近、夢を見ることも疎かになりがちだ。夢は心の状態を表してくれるものだ。夢を疎かにするとは、心を疎かにすることに等しい。少しばかり反省しよう。
寝ている間に、鎮痛剤が効き始めている。今日の痛みは踵に出た。アキレス腱がキリキリ痛む感じがあった。それがましになっている。薬が効くまで寝て待つというのもなかなか贅沢なことだと改めて思う。
夜になっていた。後片付けをして職場を後にする。
案の定、行きつけの呑み屋に顔を出してしまう。金は使いたくないが、たまには顔も出しておこう。彼らとの関係も薄れて来つつあるけれど、それでもいつどこでどんな縁ができるかしれないので、細々とでも関係を保っておこう。
店でお酒を飲むということがほとんどなくなった。その行きつけの呑み屋と、もう一軒たまに行く店と、顔を出すと言えばその二軒くらいなものだ。人の集まる賑やかな場所にも顔を出しておく。本当は賑やかなのも苦手ではあるけれど、そういう場も持っていた方がいいし、苦手なことから逃げ出さない人間でいたいとも思う。とは言え、酒を飲むのも楽しいのではあるが。
そうして、僕の今日一日は幕を閉じたというわけだ。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)