10月4日(木):ブログのネタ
ブログに書くような出来事は日々経験しているのだけれど、それを逐一書く気にもなれないという困った事態に陥っている。
取りとめのないことを書いても構わないのだけれど、どうも僕はそれではイカンと思ってしまうのだ。せっかく書くのだから何か面白い物にしなければという強迫観念が僕にはある。
でも、今後、いくつかのシリーズをやっていこうと企画している。まず<私の書架より>というシリーズを書いている。これはいわば僕が読んだ本の読書感想文のようなものだ。これは<文芸編>と<学術編>に分ける。どちらも僕の個人的なメモや覚書のようなものだ。だから読者の興味を惹くものにはならないだろう。
僕の面接室に来た人の中には、よく書架を興味深そうに眺める人がある。けっこうおられるのだ。僕がどんな本を読んでいるのか興味があるのかもしれない。そう思うので、このシリーズを始めようと考えた。
また<人さまざま>というシリーズも書いてみようと思っている。これは僕が出会った人たち、過去に出会った人たち、すれ違った人やたまたま見かけた人なんかのことを書いてみようと思う。僕は彼らを忘れたくないのだ。だから書き残しておこうと思う。
こういうブログやサイトのいいところは、自分の個人的な事柄をサーバーに保存できるということだ。メモやノートは紛失したり破損したりして、オジャンになることもあるが、ネットだとそういうことがなさそうだ。そこがいいなあと最近思うようになった。
あと、これは多分無理だとは思うけれど、僕の<臨床日誌>シリーズを書こうかとも思っている。無理だと思うと言うのは、やってみて分かったのだが、これはどうしてもクライアント個人のことに触れざるを得ないという事情のためだ。上手く書くことができるようであれば、やってみたいと思う。まあ、今の所、実現は困難だという感じがしている。
いろいろ書いて残していきたいと思っている。僕のブログなんかはそんなに読まれているわけでもないので、読んでくれている人に対しては面白いものにしようという気持ちもあるけれど、まあ、そこに拘らず、好きなように使わせてもらおうかとも思っている。
(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)