4月28日(土):不満を満足へ
このブログを書くのも面倒になってきたし、面白くもなんともないから、もう止めようと思う。僕は今日来られたクライアントにそのことを話した。彼はこのブログの熱心な読者の一人で、僕はそのことを知っているから、彼には事前に話しておこうと決めていたのだ。
彼はブログを止めないでくれと頼む。うーむ、頼まれると、引き受けなくてはいけないという感じに襲われるのが僕の悪い癖で、じゃあ、もう少し続けてみようかという方向に気持ちが動いている。
でも、これだけは言っておかなくてはいけないな。できるだけ毎日書くようにはするけれども、公開は週に二回程度になるかと思う。これは僕の方の事情によるものである。あまりに長時間パソコン作業をするので。大分、目をやられている。これがちょっと気になっているのだ。そこで、基本的にパソコンは家で開こうということに決めたのだ。家で書いて、週に二回程度、職場にパソコンを持って来て、公開や更新作業をするというようにしたいのだ。
それと、このブログを通して、もう一つやりたいことがある。通常のこういうブログと別シリーズを並行して公開するようになるかもしれない。まあ、どのようになるかは今の所まだ明確ではない。あくまで漠然と計画している程度だ。
ところで今日からゴールデンウイークだということらしいが、5月5日の土曜日だけ休みで、後は仕事なりアルバイトなりが入っている。毎年こんな感じである。アルバイトが四日、面接が二日(今日も含めてだ)、そして職場内の整頓作業(これは毎年この時期にやっていることだ)に二日、こういう予定である。
「休んで下さいよ」とか「先生の身体が心配だ」と言ってくれるクライアントもおられる。僕としては嬉しい限りだ。でも、疲労感はスケジュールとは関係がないというのが僕の持論である。ハードスケジュールであっても、そこに充実感があり、満足感が体験されているならば、それは疲労とはそれほど結びつかない。その疲労は心地いいものとさえ感じられる。人が疲労したり、消耗したり、神経をすり減らしたりするのは、その作業、生活に充実感や満足感が得られていないからだ。だから疲労とは不満足の結果なのだと僕は思っている。
だから心身の疲労に対して、サプリメントで栄養補給したり、静養したり、娯楽に耽ったりするというのは、間違っているとまでは言わないけれど、二次的に効果的な対処法に過ぎないものだ。もっとも重要なことは、仕事や生活を満足のいくもの、充実したものにしていくことなのだと僕は考えている。だから、肉体疲労でさえ、純粋に肉体の問題ではないのだ。それはもっと心理的な事柄なのだ。
じゃあ、僕の生活や仕事に不満はないのかと思われる方もおられるだろう。不満はある。その不満に対して、間違ったやり方をしてしまうこともある。しかし、その不満を克服しようとしている時、やはりそこに満足感を僕は見出している。だから不満もまた満足感に換えていくことができると僕は考えている。僕はそういう形で不満から満足を産出しようとしているけれど、人によってどのような方法や手段を用いられても構わない。それでも不満は満足に変えることができるし、不満の中に満足の種が含まれていたりするという点に違いはないのだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)