6月21日(火):ラブユー貧乏
今日はもう一本ブログを書いちゃえ。
帰宅後、少しだけホームページ関係の作業をする。と言っても、データなどを参照する程度で、何か更新したわけではないが。
その後、食事。今日はやたらと疲れた。少しだけ横になる。パソコンがあるので、ユーチューブでも開いてみる。
懐かしいテレビ番組がアップされている。そういうのを見るのが好きだ。ユーチューバーの動画なんて見る気がしない。
今日はあの「おれたちひょうきん族」をチョイス。思わず「ラブユー貧乏」を見てしまう。けっこう好きなコーナーだった。
これはロス・プリモスの「ラブユー東京」の替え歌をバックに、三人の貧乏芸人たちが貧乏話を披露するというコーナーだ。今でいうところの貧乏あるある的な感じだ。司会進行役にさんまさんだ。
三人の芸人さん。まず前田せいじ(漢字がどうだったかな)さんがつかみの感じで貧乏ネタを披露。次にMr.オクレさんだ。この人は出ているだけで笑いを誘うな。オクレさんで中程度の笑いを取る。トリに村上ショージさんだ。ショージさんでオチが着くという流れだ。
後ろで歌っていたのは本物のロス・プリモスさんだったのね。「ひょうきん族」は意外と大物の先輩たちがゲストで出ていたりする。あと、さんまさんを初め、みんな若い。
さて、「ラブユー貧乏」コーナーだけれど、貧乏がネタになるなんて、当時はやはり日本が豊かだったのだなという気がする。今の日本にそこまで貧乏なやつはおらんやろ、みたいな感じの笑いが起きる。
また、そのネタに笑いが誘われるのだけれど、貧乏を蔑んだりするような雰囲気が無いのも好感が持てるところだ。ひょうきん族は、当時、とても批判を浴びていた番組だったけれど、現在のバラエティに比べると、はるかに健全な部分も多かったとも思う。
今、ラブユー貧乏コーナーをバラエティでやったら、きっと笑えない人たちも多いだろう。一日に三食とれない子供も多いと聞く。限りなく最低限の生活を送っているという人たちも多いだろう。
今なら、金持ちネタの方が却ってウケるかもしれない。ラブユー金持ちで、バカなカネの使い方をしたというネタを披露する方がウケるかもしれない。
30年前のラブユー貧乏を見て、日本は貧しくなったなあと感じるのは僕だけだろうか。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)