6月12日:「トイレ掃除の夢」
夢を見た。多くの部分は失われたけれど、次の場面は鮮明に覚えている。
(夢)「僕はトイレで用を足していた。便器を汚してしまった。僕は掃除しておこうと思うけど、掃除用具がない。そこで、僕は素手で汚れを取り、その後、手を洗った」
昨日、一昨日と二日間休んだ。今朝、出勤していろんなことが山積みに残されているのを発見した。僕はこの二日間、休んだことを少し後悔した。
僕は自分の後始末をしなければならない。仕事のことでも、日常生活のことでも。それに対して、僕は何一つ道具を有していない。自分の後始末を自分の素手で行わなければならない。
手を洗うというのは贖罪だろう。僕は生きてきた中で背負った負債や罪を贖わなければならない。今、それをする時だという気がしている。自分の手でそれをしなければならない。
今日もとてもしんどい。身体的な疲労感とか身重感がある。それだけじゃなくて、精神的にも重苦しい感じが、朝からずっとしている。僕の「うつ」の前段階だ。こういうのを幾度となく経験している。「うつ」の前段階と言っても、そこから「うつ」に陥るか、「うつ」を回避できるかは、ここで僕が何をするかによって決まる。
恐らく、今の状況からして、「うつ」に陥る方向に進まざるを得ないだろう。とても休養したり気分転換を図ったりということが、許される状況ではないからだ。
午前中、面接をこなし、午後から外回りの用件を3件ほどこなす。それから帰ってきて、昼食だ。弁当を忘れてしまった。こういうのは気分が本当に落ち込む。
夕刻、これを書く。電子書籍の件も話がまとまりつつある。それに向けての原稿も書いていかなくてはならない。サイトの方もやらなければならない。日々の面接と面接の記録も書いておかなければならない。その他、経理関係のことを始め、事務や雑務も山積みだ。勉強もしないといけない。本も読まないといけない。おまけに副業のことでも頭を悩ましている問題がある。ありとあらゆる事から追い立てられているようだ。
結局、一度に全部はできない。砂時計の砂が一粒ずつ落ちていくように、一つずつしかできない。今日、できるところまでやって、そこで今日の作業を終える予定だ。それからどこかで一杯ひっかけて、帰ってぐっすり寝てやろうと思っている。深夜遅くまでやったとしても、明日に響くだけだ。それなら、明日は明日で一日分の作業をこなした方が効率的なのだ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)