5月15日(日):ユーチューブは見るものなし
このところサイト作業に追われている。これは過去分の復旧に加えて、新作も公開しているのであるが、新作を書く時間がけっこう取られる。書きたいと思うこと、書いて残しておきたいと思うことはたくさんあるけれど、なかなか追いつかないのが現状だ。
さすがに目がやられる。今日もかなりきつい。
夕方から、ワードを打つのもしんどくなってきた。それで意味なくユーチューブを見る。特に見たいものなんてない。
しかし、開いてみると、若い人が言うように、一つ一つを見ていく時間なんてとてもなくなるな。頷ける気がする。次から次へとおススメが出てくるのだから、たまったもんじゃないな。延々とわんこそばを食うような気分だ。
僕は最初は音楽から入る。60年代から70年代の洋楽から入り、僕が洋楽を聞き始めた80年代のものを見る。
80年代のメタル系アーティストの老いぼれぶりが悲惨だと感じた。サクソンとかトゥイステッド・シスターとか、昔の若いころしか知らないので、現在の姿を見ると幻滅してしまう。他のジャンルのミュージシャンも年は取るんだけど、メタル系の老いが特にひどいと感じてしまったのは僕だけだろうか。
それからちょっとお笑いとかバラエティのを見る。それからあとは種々雑多なものを見る。都市伝説的なものも見る。
タイムトラベラーものなんて嘘っぱちだろう。妄想の世界だ。もし、本当に未来からタイムトラベルしてきたのであれば、決してそれは公表しないだろうと思う。どんな危険な目に遭うやら知れたものではないからだ。
そんなものをサーフィンしているうちに、占い系のものに行き着いた。金運が上がるというやつを見てみた。
金運を上げるにはこうした方がいいなどということをどこぞやの占い師みたいなのが話しおる。そこまではいい。金運を上げるためには、貧乏神を退けないといけないという。その理屈までは分かる。貧乏神はこういう人にとりついているという話をして、そういう人は避けましょうという話であった。
コメント欄を見ると、その通りにしているという人もあり、貧乏神がついていそうな人とは縁を切っているなんていうコメントもあった。要するに、金運などという不可視なもののために人間の選別をやるってことだな。そんな金運なら要らね。
貧乏神に好かれるというような奴でもいいやつはいるものだ。不平不満をたらたらいうやつでも、付き合うと面白いやつだったりするものだ。金運が下がるという理由だけで排斥するのは、どうも賛成できなくなる。どうやら金運というのは質の低い人間のところに集まるようだ。
そうやってユーチューブ見てると、あらま、3時間ほどぶっ続けで見てしまってた。まあ、いいや、今日はもうサイト作業をせず、帰って休もうなどと考えていたのだから、ここで休憩できたようなものだ。
結果、ユーチューブの99%は特に見なくてもいい、ということだけは再確認した。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)