1月29日(日):休息日
今日はひどく具合が悪い。この一週間、雪の日と外出日が絶妙に重なったので、風邪でも引いたのかもしれない。コロナやインフルだと面倒だ。でも、熱はない。
ああ、そういえば、足が痛くてあまり眠れない日も続いている。鎮痛剤でなんとか痛みを抑えて歩いているが、薬の効用がなくなると痛みがぶり返す。具合が悪いのは疲労とか寝不足とか、そういうところから来ているのだろう。
幸い、今日は仕事は入っていない。日曜日のクライアントは昨日来られた。今日は思い切って休むことにした。
午前中は寝て過ごす。母が言うには午後から兄たちが来るとのこと。どうでもええわって気持ちで聞き流す。来るなら勝手に来ればいい。こっちはそれどころではないのだ。
兄家族が来たようだ。布団の中でなんとなく音が聞こえてきた。その後しばらくして静かになった。墓参りに行くと言っていたから全員で家を出たんだろう。
起きて昼食を取る。コロナではないだろうけれど、万一コロナだったらどうしようかとも思うので、なるべく会わないようにしようと思っていた。ごはんと漬物の昼食の途中で全員が帰宅してきた。感染させないように気を使っているのに、なんというタイミングだ。食べ終わるまで待ってくれんかいなと思う。
居間では団らんが始まったので、僕は裏庭に出て喫煙。兄が出てくる。兄曰く、会うのは4年ぶりらしい。他愛もないお喋りをして過ごす。悪いが今は親族の誰とも会う気はしない。親戚とも長年会っていないけれど、僕はそれでいいと思っているし、この疎遠の状態にも慣れた。親族が集まりたいということであれば、兄がその音頭をとればいい。誰かが言い出して動かないと実現はしないだろうからだ。
僕は再び布団の中へ。彼らは揃って夕食に出る。僕は遠慮した。家にいて、その辺にあるものを食うので気遣いは無用だ。それに夜はバイトがある。
バイトはコンビニの方だ。気が重かったが、店に行くとなんとか体も動いてくれた。それに、今日は客が少ない上に入荷品もなかった。やることをやる時間は十分にあった。あと、僕が個人的にやっている仕事も余裕を持ってできた。
僕は商品にほこりがたまっているのに耐えられないのである。妙な性分だ。だからほこりを払うということを個人的にやっている。特に出入口付近の品物だ。ほこりが積もるのはこの辺りだけだ。だからその周辺は毎回欠かさず掃除するようにしている。誰から言われたわけでもないし、誰かに認めてもらおうという気もない。ただ、自分がやりたいからやるだけである。
今のは正確ではないな。やりたいと言うよりも、そのほこりをかぶっている状態が腹立たしいからやるだけだ。自分の腹立ちを鎮めるためにやっているようなものだ。店に並んでいる商品はすべてお金である。商品にほこりがかぶっているというのは、なんだかカネを粗末にしているような気分になるのだ。だからほこりを取り除いてあげるだけなのだ。
勤務後は、いつもなら一服してから帰るのだけれど、今日は迅速に帰宅した。今日は休息日にしたけれど、明日からはまた頑張って生きなければ。
(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)