1月24日:結婚願望を持つ女性たち 

1月24日(木)結婚願望を持つ女性たち 

 

 このところ、仕事をするのが少し億劫だと感じられていた。気分も塞ぎこむことが多かった。それに疲れやすいし、集中力も持続しない感じに悩まされていた。でも、それももう間もなく終わりそうな予感がしている。今日は幾分、そうした気分がましなのを感じている。 

 僕もまた抑うつを頻繁に体験する人間だ。そもそも、人間から「うつ」気分を除去しようという発想が僕にはないし、それは間違っていることだとさえ思っている。要は、うつとも上手く付き合わなくてはならないということだ。「うつ」気分は常にその人にシグナルを送っているものだ。 

 今日、朝から夜まで仕事をして、この後、夜勤を控えている。その間にいろいろ原稿なんかの書き物をしておこうと思う。お腹は空いているけれど、晩御飯を食べている時間が勿体ない。夜勤の休憩時間に何か食べよう。それまでは我慢だ。 

 未公開の原稿を順次公開していこうと思っている。今日は2つ公開した。夢の旅シリーズも、もう一度読み直し、分析してみるという作業をしている。今日はその改訂版の夢の旅を5つ公開した。これは5つ単位で公開していこう。ブログも公開しようと思っていたけれど、それは明日に回すことにした。 

 

 やはり、人と会うのが面白いと感じている。今日のクライアントさんたちもそうだし、お店なんかで出くわす人なんかも見ていると面白いし、興味深い。 

 昨夜はYさんと食事に行った。僕たちの隣の席で3人の女性が結婚願望をぶつけあっていた。何気なくそれを聞いている。彼女たちが席を立った時、僕はその3人をちらりと見た。みんな20代後半くらいだ。でも、それ以上に幼く見えてしまうのだ。こんなことを言うとお叱りを受けそうだけれど、彼女たちは結婚は当分できないだろうな。今の彼女たちがそのまま結婚したとしても、恋愛ごっこのような夫婦生活を送ることになるんじゃないかな。 

 結婚は、僕から見ると、お互いに自分の人生を相手に賭するという側面があるように思う。だから相手の人生の重みがあるわけだ。それを担えるほど、彼女たちは成熟していないように僕には見えたのだ。 

 あくまでも、僕にはそう見えたというだけのことだ。一瞥しただけの判断だから、まず正しいとは思えないのだけれど、結婚に関しての重みというのは、僕の正直な考えだ。夫婦問題のカウンセリングをしていると、安易に結婚を考えていた人たちが多いなと感じてしまうのだ。別にその人たちを非難しているわけではない。彼らは結婚した時、結婚の重みということを知らないで結婚したに過ぎない。 

 誰かと結婚する。相手と一緒になるために、多くの物を断念しなければならない。これは男でも女でも同じだと僕は考えている。比較すればどちらがより断念するものが多いか少ないかという話もできるだろうけれど、その数はあまり重要だとは思わない。そうして、何かを断念し、相手との生活に賭けるわけだ。相手もまた自分に賭けてきてくれるのだ。それは負担であると同時に、大きな喜びでもあると僕は感じる。 

 

(寺戸順司-高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー 

 

 

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